本日、日経BP社 ITproに関連する新サイトの発表会が行われました。
「システム導入のための意思決定支援サイト」と銘打たれている、この新サイトは閲覧者には的確な製品・サービス情報を提供し、製品・サービスベンダーには「セールスリード」の提供するサイトになります。
新サイトの名称は「ITpro Active」。
サービスの開始は今年の秋を予定しているそうです。
以前からBP社には「ITpro Data 製品&サービス・データベース」を利用したリード獲得メニューが存在しているのですが、競合サービスとなるアイティメディアのTechTargetには差を付けられているのが実情でした。
その劣勢な状況を挽回し、逆転すべく開発されているのが「ITpro Active」です。
メニュー構成や価格を見ても「TechTarget」を意識しているのが判ります。
「TechTarget」と大きく異なるのは、ITpro会員の行動履歴=ITproでの記事閲覧履歴を活用してリードの質をレーティングした物の提供を考えていることでしょうか。
秋からのスタートという事で、今回の発表会では「構想段階」「実施予定」と感じる内容も多かったので、詳しい論評はしないでおきますが(近々に説明資料もUPされるでしょうし)、先行する「TechTarget」には「実績のあるホワイトペーパー等コンテンツの登録システム」、「リアルタイムでのリード取得/管理可能」という運用面での大きなアドバンテージがあるので、「BP社CN局として、そこをどう思っているのか?」が私には気になりました。
編集コンテンツもタイアップコンテンツもベンダーの手による製品リリースやカタログまでも活用したコンテキストマッチを行おうとしているようなので、縦横無尽なリコメンドや誘導を実施するための編集/編成/サイト運用は手間の掛かる物になるでしょうし、その踏み込み具合は今までのBP社のサイトの姿勢とは少し毛色が違うものです。それはサイトの設計にも関わってくる問題なので、ITproのサブサイトというよりは、将来的には独立した別個のサイトになる事を目指している事が窺えました。
そうそう、某社のリード(ジェネレーション)研究所 所長の姿を会場で見たような気がします。幻かもw