毎日コミュニケーションズは、PC情報誌「PC fan」を7/23売(9月号)で休刊すると発表した。
PCfan 休刊のお知らせをダウンロード
「PC fan」は、1993年12月創刊の古参PC誌。
PC/インターネットブームの中で生まれ、390円という低価格と月2回刊の速報性を武器に健闘してきたが、PCとネットの普及が進んだ結果、2009年からは月刊発行となり、価格もまとまった情報を手軽に入手したいユーザーには少しだけ敷居の高い「650円」設定となった。
ここ最近はUSBケーブルなどの「お役立ち」特別付録で梃入れを図ってはいたが、広告の減少と海外での付録製作費の高騰などを受けて、今回の休刊決定となったと思われる。
2006年に消えた「DOS/V Special 」から引き継いだ人気連載「PARTSジャンキーズ」とも、人気コラム「気がついたら火の点いた人生だった」とも、お別れなんですね。
創刊から17年余...大変、お疲れ様でした。
これでマイコミの定期刊行誌は「Mac Fan」「Web Designing」「将棋世界」(以上が月刊)
、「eBookジャーナル(隔月刊)」「+DESIGNING(季刊)」および「iPhone*iPod Fan」等、かなり偏った物になってしまうな。
先週末に、インプレスから「Androider+」も創刊し、ここからPC/IT専門誌の復興へ向かって欲しかったのですけれど、なかなか上手くは行きませんね。
先日も書きましたが、「書籍」と「Web」と「電子出版」が有る中で「雑誌」の果たすべき役割を、見つめ直す必要があるように思います。