IDGジャパン/IDGインタラクティブは、「月刊COMPUTERWORLD」を次号10/18売(12月号)で休刊すると発表した。同誌の創刊は2003年11月。
創刊時には選抜されたモニター読者(無償配布)を母集団とするマーケティング調査サービス(テクノロジー・リサーチ(TR))なども実施されていたが、次第に勢いを失い、最近では「980円」の定価の付いた市販雑誌とは思えないボリュームになっていた。
これで残る雑誌はコントロールド・サーキュレーションの「CIO Magazine」のみ。
IDG日本法人は厳しい経営環境の下、多くの雑誌を休刊したが、その事がIDGが積み上げてきたエンタープライズIT系出版社としての評価も下げてしまったように思う。
各種イベント事業を通して保持している来場者リストとWebサイトを活用したリード獲得型のサービスも実施・提供されているが、その認知度はさして高くない。
外資系ながら、日本市場で長い歴史を持ち、極めてドメスティックな出版社であったIDGジャパン。これから何処に向かうのでしょう。幸運を祈ります。