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2010年09月 アーカイブ

2010年09月27日


マイコミ 電子出版ビジネス総合誌「eBookジャーナル」を11月創刊

毎日コミュニケーションズは、電子書籍を筆頭とする電子出版ビジネスの道標となる専門誌「eBookジャーナル」を11月に創刊すると発表した。

創刊号は11/15発売予定。隔月刊(奇数月15日発売)。
判型はB5正寸。定価2100円。
紙媒体の雑誌以外に、電子版での発行も実施し、こちらは1260円。
予定発行部数20,000部(+電子版5,000部)

電子版は、販売チャネルとなる「Fujisan.co.jp」の仕様に合わせて「PDF」での展開となりますが、他のフォーマット(EPUBや.Book等々)での配信、各種チャネルでの展開も進めて行きたいという事です。

電子書籍...eBookと呼称してもいいですが、それらを「作る人」「売る人」に向けた業界向けの専門誌です。

「どうやって作るのか?」という技術面、「どうやって売るのか?」という販売施策面、あるいは関連する著作権管理の問題などを編集部が岐路に立つ出版社の【当事者】として体当たりで「やってみた」体験記、それを取り上げる異色の業界向け媒体となるでしょう。

今、この内容を「紙」でという事に苦笑いを浮かべる諸氏も少なからずいるようですが、今、この現状に敢えて「紙」媒体にチャレンジできるマイコミを私は称えたいと思います。蛮勇と笑わば笑え。

小木編集長は、この雑誌は「電子出版ビジネスを成功に導く総合誌」であり、また「電子出版ビジネスを成功に導くための実験誌」であるといいました。その意気や良し。

「電子書籍を考える出版社の会」を牽引する1社であるマイコミ。
元々、紙媒体に強い気持ちを持っている滝口取締役 出版事業本部長(「電子書籍を考える出版社の会」代表幹事でもある)。是非とも頑張っていただきたいですね。
※実用書系の出版社が集った組織である「電子書籍を考える出版社の会」も頑張ってね。

そうそう、創刊当初は紙媒体への純広告掲載には電子版への広告掲載がオマケで付きます。4C1P純広告は50万円。

マイコミジャーナルのクリエイティブチャンネル、ブックチャンネルとも連携します。

2010年09月22日


IDG 「月刊COMPUTERWORLD」 10/18売で休刊

IDGジャパン/IDGインタラクティブは、「月刊COMPUTERWORLD」を次号10/18売(12月号)で休刊すると発表した。同誌の創刊は2003年11月。

創刊時には選抜されたモニター読者(無償配布)を母集団とするマーケティング調査サービス(テクノロジー・リサーチ(TR))なども実施されていたが、次第に勢いを失い、最近では「980円」の定価の付いた市販雑誌とは思えないボリュームになっていた。
これで残る雑誌はコントロールド・サーキュレーションの「CIO Magazine」のみ。

IDG日本法人は厳しい経営環境の下、多くの雑誌を休刊したが、その事がIDGが積み上げてきたエンタープライズIT系出版社としての評価も下げてしまったように思う。

各種イベント事業を通して保持している来場者リストとWebサイトを活用したリード獲得型のサービスも実施・提供されているが、その認知度はさして高くない。
外資系ながら、日本市場で長い歴史を持ち、極めてドメスティックな出版社であったIDGジャパン。これから何処に向かうのでしょう。幸運を祈ります。

2010年09月09日


「混沌の館にて」が電子書籍で復活!!

ジェリー・パーネルの「混沌の館にて」は、米国のBYTE誌で1985年の春から長きに亘り連載されていたコラムで、日本でも「日経バイト」に掲載されていた名物コラムでした。
2004年には待望の書籍化も成り、著者も来日寸前だったのですが、直前でキャンセルになったのは残念な思い出です。
参照記事:日経バイト 連載「混沌の館にて」が、ついに書籍化...さらに...

BYTE誌の休刊、日経バイトの休刊の後、暫く間を置いてBP社のWebサイト「PC Online」での掲載が行われていましたが、今回、翻訳家の林田陽子氏の手によって「電子書籍」として復活を遂げました!!
※Science Book Club「新・混沌の館にて」( http://www.sciencereadings.com/ )
配信はEPUB形式。無料お試しもあります。

個人であっても、小規模な事業組織であっても、著者との契約がクリアされれば、電子書籍での出版事業が可能であることを具体例として証明してくれるのが、他でもない「混沌の館にて」であることが、とてもうれしいです。

コンテンツに対する愛が無ければ出来ることではありませんから。
ジェリー・パーネルは幸せなヤツだなぁ。

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