仔細に見るまでも無く、雑誌全般の低落傾向は変わらず。
「日経パソコン」が「実売部数No.1」の座を「日経PC21」に明け渡したが、「日経PC21」も部数を3,000部以上減らした。
一方、「日経ソフトウエア」「日経Linux」といった書店売り/個人向けのIT誌は堅調。軽めの情報欲求はWebで済ますが、濃い目の真面目な情報を雑誌に期待している読者は、少なくないという事だろう。
大量の資源と資金を要する「出版」という事業は転換期を迎えようとしていますが、「雑誌=多様で雑多な情報・思考・思想を編集者を介する事で昇華させた情報パッケージ」という文化は後世に残すべきものです。
「電子雑誌」に形態が変わっても、それは紛れも無く「雑誌」。
反攻準備が整うまでは、精一杯に持久・撤退戦を戦い抜かなければね。