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2009年07月 アーカイブ

2009年07月29日


アイティメディア、シックス・アパートと業務提携を検討開始

プレスリリース アイティメディア株式会社とシックス・アパート株式会社、業務提携に向けた検討開始に関するお知らせ

要するに「Webに点在するブロガーの優れたコンテンツをアイティメディアも事業に取り込んで行こう」という事なのだと思います。ある意味「白旗」か?

この分野では「アルファブロガー」を糾合している「AMN」が先行していますが、さて、どうなりますか?

アイティメディアは「オルタナティブ・ブログ」という実名ブログをITmedia傘下で長らく展開して来ましたけれど、その参加ブロガーが新しいブログ・ネットワークに移管される可能性もあるかもしれません。

いずれにしても、プレスリリースに自らが謳うような「プロの記者と編集者による専門性の高いコンテンツを提供するアイティメディア」であっても、増殖と拡大を止められない大規模なWebメディア運営には構造的な限界が来ている事を自覚した故の業務提携という事なのでしょう。

2009年07月17日


デジタルアドバンテージ 「太陽生活ドットコム」

@ITなどの編集を行っているデジタルアドバンテージは、太陽光発電システムの普及を支援する個人向け情報サイト「太陽生活ドットコム」を、本日オープンした。

太陽光発電に関する基礎知識の提供や国や自治体などで行われている太陽光発電導入に係る「補助金制度」を調べられる「補助金サーチ」など、太陽光発電を考える個人ユーザに有益な情報提供を行っていく。

「デジタルアドバンテージ」は、代表の小川誉久氏をはじめスーパーアスキー編集部OBを中核に据えるIT系編集者集団で従来は@ITのWindowsフォーラムなどの編集・運営を一定の自立性を持って行ってきたが、自らが本格的なWebメディアを立ち上げるのは初めての試みとなる(しかも異分野だし)。

非常に意味のあるチャレンジだと思います。頑張って欲しいです。
個人的にもなんかできればと思います。

大手メディア企業の運営するWebサイトは規模増殖と扱いジャンルの拡大を続けた結果、専門性の低下と収益性の低下に喘いでいます。もはや、資本力のあるメディア企業でなければ、魅力のあるWebメディアを運営できないという訳では無いのに。

元@IT発行人の新野さんが立ち上げた「Publickey」や、この「太陽生活ドットコム」に続き、企画力のあるプロの編集者による専門Webメディアの立ち上げがどんどん行われて、新たな書き手達の発掘が活発に行われる事を強く希望します。

編集者も書き手も在野にある方が尖ってていいよ。
組織ばかりが大きくなって、余計な仕事に追い回されて、挙句に給与カット......orz
そんな毎日で面白いコンテンツなんか作れる訳がねぇよなー。

2009年07月16日


「電子工作マガジン No.4」 本日発売

電波新聞社が去年の夏から年3回刊で出している「電子工作マガジン
「No.4」が本日発売となっております。

CQ出版の「エレキジャック」とか、こういったエレクトロニクス・ホビー誌をワクワクして楽しく読んだ子供達が立派なエンジニアになる日が愉しみ。

趣味誌・ホビー誌こそが専門誌の王道。愉しくなくっちゃ雑誌じゃねぇもん。
denko_04.jpg

2009年07月01日


朝日新聞社 CNET Japan、ZDNet Japan等を事業継承

各所にニュースが上がっておりますので、そちらを参照下さいませ。
※シーネットネットワークスジャパンからのリリースは出ていない

ITmedia News 朝日新聞、CNET Japanを事業継承 9月1日から運営へ
CNET Japan 朝日新聞社、CNET Japan、ZDNet Japan等の事業を米CBS Interactiveより継承

CNET Japanが、朝日新聞社の発表を元に記事を書いてるのは、なかなか不思議な光景ですな。

まぁ、なんというか、Webメディアも、かなり正念場ですから、IT系Webメディアとして3番手以降の位置でこのまま続けていてもジリ貧ですし。
双方の利害が一致したという事でしょう。イイんじゃーないですかね。
上手く運営を継承できる保証はどこにもありませんが............。

一番、朝日新聞が欲しかったのは「鉄道コム」のコンテンツだったりして。

Webも雑誌も書籍もイベントも行き詰まり、クロスメディア戦略も微妙......。
どのメディア企業も、困難な時期を迎えておりますなぁ。
日経BP社ですら、切込隊長に「経済紙傘下なのに倒産まっしぐらという絶妙なポジションで映える日経BP」と揶揄されるご時世でございます。
参照エントリー:おい中川淳一郎。ちょっと待て。何だそのクソサイトは

もはや、なんでもアリですな。

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