読売新聞社は、「YOMIURI PC」を3/24売(5月号)を以って休刊すると発表した。
最終号では永久保存版と銘打ち、定番の「メンテナンス特集」などを総力刊行で臨む。
休刊後、編集スタッフやコンテンツは「YOMIURI ONLINE」内の「ネット&デジタル」に引き継がれていく予定。
初心者から中級層・シニア層を中心とする熱い支持を受け、5万部台の実売部数を堅守していた「YOMIURI PC」ですが、新聞事業不振の煽りを受ける形で休刊となってしまいました。
読売新聞グループとしては、中央公論新社という「出版社」をグループ傘下に収めているので、そちらに移管できる出版物は移管し、できない物は原則として(月刊大相撲は残っている)休刊という事業再建の指針/施策から、既に休刊となった「読売ウィークリー」と、今回の「YOMIURI PC」は漏れてしまったと推測されます。確かに広告は入って無かった訳ですが......。
新聞社特有の出版部門に対する低評価から来る判断が勿体無いです。残念で残念で、なりません。中央公論新社での発行継続という道は無かったのでしょうか.........。
1996年の創刊以来、「YOMIURI PC」がブレの少ない編集方針で培ってきた忠誠度の高い読者達は、きっとカンタンには他誌には移れないでしょう。PC歴は長くとも、スキルは一定のレベルで停滞している彼等は「PCビギナー」ではないし、「ビギナー向け」を謳う雑誌を買う事も無いでしょう。
ライトなPCユーザーがスキルレベルを常に必要最低限のレベルに保っておく為に必要に応じて使えるリファレンス・ブックとして「YOMIURI PC」は、最適な雑誌だったと思います。
稲沢編集長以下、編集部の皆様、お疲れさまです。
活動をネット媒体に移しても、「YOMIURI PC」読者の事を忘れないで下さい。
年に数回はムックなども出して貰えるなら彼等も喜ぶと思います。
ついでに「月刊ジャイアンツ」も休刊してしまえー!!!!!
コメント (2)
こんにちは。いわゆるパソコン雑誌の中で比較的好きな存在だった、「YOMIURI PC」が休刊されると知り残念に思っております、泉水と申します。
我々年配者(50代です)にも解りやすい表現でいろいろと助けてもらった事を思い出します。特に何年も前に自宅に初めて無線LANを構築した際はこの雑誌の特集記事はバイブルでした。将来の再刊を願っております。
船津さんはアンチGだったんですか。知りませんでした。
投稿者: 泉水 澄男 | 2009年01月30日 09:47
日時: 2009年01月30日 09:47
泉水さま、コメントありがとうございます。
本当に、この休刊は勿体無いですねー。
知識の適度なブラッシュアップに最適な雑誌でした。
「趣味で使うライトユーザ」や「仕事で使うライトユーザ」にも有用であったと思いますし、PCやITに近い位置で仕事をしていながら我々のように、色々と「ド忘れ」しがちな「ベテラン(ロートル?)」にとっても便利な雑誌でしたね。
「同等の情報はWebにある」確かにそうかもしれません。
しかし、長年の経験で得られた「判りやすさ」に留意した誌面の作り方などはWebには継承できません。「雑誌編集のチカラ」を軽んじた決定が残念でなりません。いずれ、新聞本誌も同じ事になるのでしょう.....人を呪わば、穴二つ。
関東出身ですから遠い昔は「G党」でしたよ。
そして、小林繁のファンでした。と言えばお判りですね。
もう、今やジャイアンツのファンって珍しいですよ。
投稿者: f/x 舩津 | 2009年01月30日 11:54
日時: 2009年01月30日 11:54