ソフトバンク クリエイティブは、リソースの集中による媒体施策の見直しを行い、複数誌に対する各種発表を行った。
「DOS/V magazine」は、12/27売(2月号)を以って、月刊誌としての刊行を終了し、今後は不定期刊誌として存続する。PCの高性能化/低価格化と普及によって、「DOS/V」という名称とともに歩んだPC自作誌も、黄昏の時を迎えるという事か......。
「PC Japan」は、11/13売(12月号)より、誌面強化を行い、現在のパワーユーザ向け内容を若干、一般読者向けにしてソフトバンクの旗艦「PC総合誌」の役割を担う事になる。外人モデルを起用し続けた表紙も一新される予定。日本人アイドル起用だと「PC fan」とカブるしねぇ。
「Yahoo! Internet Guide」は、12/27売(2月号)より、リニューアルを行い「ネット総合誌」として各層に親しみやすい誌面構成を目指すと思われる。存在意義の薄れたCD-ROM付録を無くして、販売定価も引き下げ、縦書きの誌面レイアウトデザインを取り入れる予定。
ここ数年は規模縮小を続けてきたソフトバンク クリエイティブの雑誌事業は、もう、不定期刊雑誌を除けば、切れる所はすべて切った状態になっていると思います。今後は上昇カーブを描いて欲しいものです。
かつてのソフトバンク雑誌「The COMPUTER」の誌名を冠した「Laoxの旗艦店」すら無くなってしまう程、世の中は変わりましたしね。PCブーム、ネットブームに乗って拡大してきたIT系出版社も各社各様に生き残りを賭けた厳しい戦いを繰り広げているのだと思いますけれど、どうか、無くなっていった雑誌を愛し共に歩んでくれた読者の事も忘れないで下さい。