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2006年08月 アーカイブ

2006年08月30日


リクルート「キーマンズネット」 11/6より新サービス投入へ

リクルートの「キーマンズネット」は、

「企業でのIT製品・サービス導入」に役立つ情報サイトとして存在し、
Webを利用した「見込み顧客リスト(セールスリード)」提供サービスの先駆者でもあるが、
Webメディア各社が「ホワイトペーパーダウンロード」などでリスト提供サービスを
逐次、開始している状況を座視していた訳ではなかった。

従来のキーマンズネットは、各種製品/サービスのタイアップコンテンツを制作、
(フルタイアップの「PR」とフォーマットが定められたタイアップの「Keyレポ」が存在する)
会員には主にメールで告知し、コンテンツ内のアンケート/資料請求に導くという手法だったが、
11/6より開始される「新サービス」では、ジャンル毎に整理された「製品情報ディレクトリ」を設け、

会員にWebサイトから各種製品ジャンルやスペック・価格帯などで製品の検索して貰い、
統一フォーマットで制作される必要最小限の製品情報コンテンツ(「Keyノート」)を参照して「資料ダウンロード」「アンケート/資料請求」などを行うという形を取る。
既存手法がプッシュ型で、新サービスはプル型、という事になりましょうか。

この新サービスは掲載期間が一年間なので「年間掲載サービス」と呼称される。
※製品ディレクトリには「PR」や「Keyレポ」の製品も一覧表示されますが、
 年間掲載されるのは「Keyノート」コンテンツの製品のみです。

製品ディレクトリで一覧表示される際の製品情報はサマリーとなるので、
イメージとしては日経BP社 ITproの「ITpro Data」と「DataScope」に似た形式となるか。
※サマリー部のみをディレクトリに掲載する選択肢は「年間掲載サービス」には無い。

既存サービスはメールによるコンテンツへの誘導がメインという事もあり、
キーマンズネット編集部によるニュースや特集記事、解説記事などがあっても、
習慣的にトップページから訪問する会員が大半とは言えない状況にあった為、

会員が登録している興味分野の更新などが行われないケースもあった筈だが、
新サービスによる「検索機能の強化」や検索結果の「比較表」生成保存機能などにより
会員毎にパーソナライズされたWebへの訪問機会が増える事でコンテンツマッチも改善され、
キーマンズネットWebサイト全体の訪問頻度自体も向上する事が期待される。

さらにユニークな新機能としては「匿名相談」という会員が個人情報を出す事無く、
製品ベンダー各社とWebページ上でやり取りができる機能も実装される。
会員/ユーザの利便を考えた高度なWebシステムは、他社の一歩先を行く事になるだろう。
これらはリクナビなどの運営を通じて培われた物らしいが、この新機能の実装は興味深い。

年間掲載サービスは基本料金「5万円/1製品」+年間掲載料金「36万円/1製品」。
キャンペーン料金もの設定もある(キャンペーン適用申込期限は9/22)。
後発各社のリスト提供サービスは一気に危機に晒される事になるかもしれない。

注意現時点でキーマンズネットの広告掲載ガイドに新サービスの記載はありません。

エフエックスでも取り扱いますのでお問合せ下さい

2006年08月29日


「ThinkIT」 出版事業を開始

インプレスグループの「ThinkIT」は、
サイト開設以来、エンタープライズ寄りの読み物コンテンツを中心に
製品やサービスの選定に役立つ事を趣旨としてWebのみで展開してきたが、
9月末より出版事業も開始される。
第一弾は9/29売のムック「仕事で使えるRed Hat Enterprise Linux徹底入門」。
Webサイトのコンテンツを再編集した物ではないとの事。
発売元は「インプレスコミュニケーションズ」。

エンタープライズ系サイト繋がりという事で...、
先日、紹介したZDNet Japanの新企画『Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」』は、
日曜に第2弾も公開されて記事ランキングの上位を独走中。
人は呼べたがこれでいいのか......良いのだろう。寂れていくよりは。

2006年08月22日


毎コミ 「PC fan」 7/29売(合併号)の完売を発表

毎日コミュニケーションズは、「 PC fan 」7/29売(8/15・9/1合併号)の完売御礼を発表した。
8/18現在のPOSデータ数値は「82.5%」、最終仕上がり予測数値「90.8%」との事。
毎コミでは「 PC fan 」初の本格的別冊付録を要因の一つに挙げている。

非常に意地悪な見方としては.........。
「 WindowsMode 」に統合された「 PC MODE 」「 Windows Start 」の旧読者が、
「 WindowsMode 」ではなく、同じ毎コミの「 PC fan 」を選択したとか......。
まぁ、今や唯一の月2回刊PC総合誌となってしまった「 PC fan 」。
完売御礼!良かったね?。

2006年08月14日


[お盆DE無駄話1] 美味しそうには............見えない

ZDNet Japan 夏の新企画!
Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」』...なんか弾けちゃってますが...。

Webメディアも3番手以降は大変ですもん......色々、体を張ってやらないとね。
設備なんかよりメニュー紹介中心の方が面白いと思います(お味の評価付きで)。
Ziddyちゃんよ! IT系メディア業界の「彦麻呂」を目指すのだ!!


[お盆DE無駄話2] 諸行無償

IT系のフリーマガジンって結構有るのかもしれません。
たとえば、コレ。「NEXTWISE

月刊(27日発行)。直送と書店/家電量販店等での配布で公称8万部。
編集記事よりもタイアップ記事や記事広告の割合が高いようですが、
収益構造上そうなってしまうのでしょうね。
記事広告であっても過度な偏向は感じられないので頑張っているとは思いました。

諸行無償。
あらゆる物が無償であれば、それはそれで良いのかもしれませんなぁ。
霞を喰って生きて行けるならば....ですが。

2006年08月13日


「インプレスR&D」のWebサイト

分社化によって、判り難くなっているインプレスグループなのであるが(グループ概要)、

「ネットビジネスカンパニー」の後身である「インプレスR&D」では、
雑誌「iNETERNET magazine」の休刊後の展開として予告されていた
ムック刊行や、ニュースレター配布、新規Webサイトの開設が粛々と行われている。
忘れそうなのでここらで軽くまとめを。

△次世代標準ネットワーク技術の専門情報Webサイト「WBB Forum
△最新Webビジネスに関する情報を扱う実践情報Webサイト「Web担当者 Forum

※後者は隔月発行予定の雑誌(ムック?)「Web担当者 現場のノウハウ Vol.1」と連動しています。
多少、入れ乱れた感も有りますが、「クロスメディア戦略」だからな?
MdNコーポレーションのWebサイトも「MdN Interactive」になってますし...雑誌も被っている。

Webメディアも混沌として参りましたね......。

2006年08月12日


【はみだしネタ】 日経BP社「日経キャラクターズ!」休刊

取次会社中央社のWebサイト 8/7付「雑誌インフォメーション」によると「日経キャラクターズ!」は現在発売中の夏号(6/24売)を以って休刊との事。


【はみだしネタ】 「東京IT新聞」創刊

メディアネットはオフィスに無償配布する新聞「東京IT新聞」を8/8に創刊した。

詳しくは東京IT新聞 Webサイトの媒体資料等を参照の事。
[参照] japan.internet.comによる8/11付 紹介記事社長インタビュー記事

この設計で採算が取れるとは考え難い、何か別に仕掛けがあるのかな?
公開されている購読社リストの面子もメディアと広告/広報関係が多く実が無い。
悪いオジちゃんに騙されたんじゃ無いと良いですな。私の知った事ではないが。

2006年08月11日


毎コミ 「 DOS/V Special 」刊行ペース変更。事実上のムック化(?)

毎日コミュニケーションは、月刊のDOS/V誌「 DOS/V Special 」の刊行ペースを
9/29売を以って変更すると発表した。
これ以降の刊行については'07年初頭より年4回予定(季刊とは明記なし)とされているが、

現時点では詳細が詰められている訳ではないと思われるので、
「DOS/V Special」の誌名を冠した特集主義のムックになる物と予想される。

ついにPC専門誌の本丸とも言えるマニア領域誌である「DOS/V誌」にも、その時が来たようです。
今の小さなパイで生きて行くには、「DOS/V誌は多過ぎる」という事でしょう。
残された「DOS/V Magazine」「DOS/V POWER REPORT」「日経WinPC」のうち、
我慢較べのチキンゲームに勝利し、とりあえず生き残るのはどの雑誌だろうか。

PARTSジャンキーズ......また、逢う日まで。
統合/新装した「Windows Mode」も苦闘中ですし、実に厳しいですなぁ...

「Windows Start」も「DOS/V Special」も、私は好きでしたよ。

気がついたら火の点いた人生だった.....(C) PC fan , 武内一平

2006年08月07日


「 YOMIURI PC 」堅調に推移

「日経PCビキナーズ」などとともにホームユース中心の初心者向けPC誌として、
展開してきた讀賣新聞社の「 YOMIURI PC 」だが、
「AsahIパソコン」の休刊や「PC MODE」の統合による消滅以降、部数を伸ばしている模様。

同誌は誌名に「ビキナーズ」と入れている訳でもなく、
内容も経年により「初心者?中級者」向けになっている為、
行き場を失ったPC暦の長い読者にも都合の良い受け皿として機能しているようだ。

年齢に拠らずネットからの情報抽出に消極的な層は相対的に雑誌に対する忠誠心が高く、
固定読者の揺るぎが少ない所に他誌を失った読者が上積みされているのだろう。
(女性編集長という点はシニア層男性に確実に効くし......)
(PC誌の女性編集長は現在、この稲沢裕子編集長だけかもしれないぞぃ)

読者の高年齢化による販売部数の先細りという点では、
どちらかと言うと「DOS/V誌」などの正統マニア誌の方が深刻かもしれない。

2006年08月03日


IDGジャパン 「e・Gov」再始動

3月に休刊し、「第1回 さよならパーティ」も執り行った
電子自治体情報誌「月刊e・Gov」が、再始動する事になった。

まずは、9/1に「e・Gov 秋号」が刊行され、
以後は年2回刊?季刊化の定期刊行での復刊を目指す。
発行形態は以前同様、全国自治体のIT担当者を中心に送付されるコントロールド。
配布部数は5,000部を予定する。編集長も変わらず「畔上」編集長。
2回目の「さよならパーティ」開催が現実になるのかな。復刊成ればこそだが。

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