2006年07月30日
「nikkeibp.jp」リニューアル発表会
27日に「nikkeibp.jp」リニューアル発表会が実施されました。
「nikkeibp.jp」は「BizTech」の系譜を引き継ぐ日経BP社の総合ポータルサイトですが、
ムック展開に終わった雑誌「日経bizTech」創刊の影響で「nikkeibp.jp」になったり、
日経BP社の企業ポータルとしての位置付けを背負って「co.jp」ドメインに移行したりと、
傘下の専門サイトに較べ、その時々のBP社施策に振り回されてきたWebサイトでもあります。
■ BizTech ⇒ nikkeibp.jp(.jpドメイン) ⇒ nikkeibp.jp(co.jpドメイン)
nikkeibp.jp(.jpドメイン)時代には多くのサブサイトを設けて独自コンテンツの充実が図られましたが、
nikkeibp.jp(co.jpドメイン)になってからはBP社の企業ポータルというより大きな傘の役割を担う為に
コンテンツの整理/統合が続く中で企画/運用のパワーが分散され、
有用なコンテンツまでもが埋もれたりして支障を来たしていたのは確かでしたから、移行が一段落したこの時期のリニューアル実施は必然であったと思います。
※独自コンテンツの充実に腕を揮った前編集長の田邊氏は退社・独立されてご活躍中。
リニューアルは10/3より。
サイト名称も「nikkeibp.jp(co.jpドメイン)」から「nikkei BPnet」に変わります。
※ドメインは「nikkeibp.co.jp」で変更はありません。「BPnet」と呼んで欲しいとの事。
「BPnet」の「BP」は「ビジネスプロフェッショナル」の意味でもあり、
傘下の登録制各種専門サイトとの連携を今まで以上に強め、
より有効なコンテンツ活用に欠かせない編成能力にも注力した、
「ビジネスプロフェッショナル」の為のオープンな(非登録制)総合ポータルとなります。
(連携強化で専門サイトだけを軽くチェックしていたような人が、まずBPnetに来てくれる効果も出る筈)
今回のリニューアルを指揮する「桜井敏昭」編集長はネット絡みの実績も多いです。
RSS配信は既に当然となりましたが、Web2.0的な試みもどんどんやるとの事(SNSやコミュニティも?)。
社外コンテンツ(外部ブログも含む)との提携/交流によっても情報提供力はさらに強化される模様です。
メインコンテンツは4カテゴリ「ニュース」「ビジネススタイル」「トレンド」「ライフスタイル」。
今回、新たにアクセスビリティに配慮して「総合トップ」を設置(従来のトップはニューストップだった)。
時節に応じた「特集」も専門サイトと密に連携する形でスタートする。
メインの4カテゴリに加えて、
コンテンツの整理/統合の中で宙に浮いていた「ネットビジネスTODAY」を
傘下独立サイト「ネットマーケティング」としてリニューアル。
また、「セカンドステージ」も同様に傘下独立サイトとなる。
また、イベント専門サイト「Nikkeibp Events」との連携も記事連動に強化される予定。
6月末現在、BP社のWebサイト全体での月間PVは「7400万PV」、
ユニークブラウザ数は「640万UB」
これを年度末('07/3)までに「1億PV/月間」「1000万UB/月間」を目指す。
(これはある程度の現実味がある数字......「ASCII.jp」も目標は同じか.....プププ)
「BPnet」単独では6/末時点で「1875万PV/月間」「181万UB/月間」の実績を
年度末には「3000万PV/月間」「300万UB/月間」とする事を目標とする。
各サイトの数値はこちらでチェックできますよ。(Nikkei BP AD Web)
※この公表姿勢は何度でも褒めないといけない。素晴らしい。他社も追随せよ。