ソフトバンク クリエイティブは、定期刊行雑誌を減らし、
デジタルコンテンツを中心に据えた施策方針が顕著となっているが、
ここに来て、さらなる削減が発表された。
今回は、
月刊誌「パソコン購入ガイド」「 C MAGAZINE 」が3月売で休刊。
隔月誌「ケータイBEST」が3/15売以降 不定期刊化。
創刊準備号を2回刊行した「ねっため」の創刊中止が発表されている。
デジタルコンテンツ化がすべてにおいて「正解」とは言えない。
確かに今やバイヤーズ誌や携帯情報誌の内容はWebコンテンツでほぼ事足りる。
しかし、ソースコードや図版を用いて読者の理解深め、
さらに読者自身にオリジナルな思考/思索を進めて貰う事が本分の
開発系テクニカル誌はデジタルコンテンツのみでは、そうそう上手く作れない。
その事はある程度「開発系テクニカル誌」を作った事のある人なら判る筈。
'89年の創刊以来18年。
3月売で通巻199号の「 C MAGAZINE 」がこのまま消えるのは誠に惜しい。
アルゴリズムやゲームプログラミングのコアな記事が載る雑誌はコレだけだ。
誰かが作った道具を使う事や使わせられる事ばかりで、
自らが創る事や考える事が必要の無い便利な世の中では有りますが、
それだと脳ミソが退化するばかりですな。
書籍やWebサイトに「 C MAGAZINE 」ブランドが残る可能性は高いし、
「雑誌 C MAGAZINE 刊行継続の可能性もゼロではない」とだけお伝えしておこう。