日経BP社は、コンピュータ・ネットワーク局の「日経バイト」「日経Windowsプロ」と
医療局の「日経バイオビジネス」をそれぞれ12月売を以って休刊すると発表した。
「日経バイト」は12/21売、「日経Windowsプロ」は12/26売、
「日経バイオビジネス」は12/14売が最終号となる。
「日経Windowsプロ」は「日経WindowsNT」として創刊した雑誌だが、
どこまで行っても「Windowsプラットフォーム」によるシステム誌であり、
今後の先行きや広がりという物を考えた時にWebサイト「Windows Review」による代替が
利きやすいと判断する事が出来なくもない雑誌で有った事は確かだけれど、
「Windows」という枠の中で幅広いテーマを扱おうと健闘していたと思っている。
「日経バイト」については、遂に、この日が来てしまったか...というのが正直な感想。
先端テクノロジー誌としてリニューアルした後の「日経バイト」は、
その志の高さ、取組みの真摯さにおいて評価されるべき雑誌だったと思います。
しかし、一部のファン読者やファンとして雑誌を支援した一部の広告主の力では
悲しいかな、コンピュータ・テクノロジー誌として稀有な存在であった「日経バイト」を
救う事が出来ませんでした。私自身も無力さを感じます。
唯一の慰めは昨年「混沌の館にて」を書籍化できた事でしょうか。
願わくば、いつの日が復刊を......。合掌。
.........ツマランですなぁ。実につまらない。嗚呼、ツマラナイ世の中だ。
売れない物は要らない物?そう、多くの人には要らない物かもしれません。
でも、2?3万程度の安定読者がいても存在を許容できず、成り立たせる事が出来ないなら、
そんなは出版社は【専門誌】出版事業なんてやる意味が無い。資格が無い。
「ネット事業推進」は魔法の言葉か錦の御旗で、すべて、Webへシフトすれば万事解決?
そんな事は有り得ない。BP社に限らず既存紙媒体を整理して、
Webへ安易に転ぶように見える方針は「出版社」としての矜持を根底から覆す。
それは、最早「出版社」では無いのかもしれません。
短期的な収支改善は出来るかもしれない、でも、失ってしまう物が大きすぎるような気がします。
私は悲しい。覚悟はしていたつもりでしたが、やっぱり悲しいなぁ......。
■2005年度上期ABC部数判明■
詳細は後日.........。