日経BP社は、この10/1付で機構改革と人事異動を行っている。
今日までに把握できた情報を基に概要をお知らせする。
今回の特色は「社を挙げてネット事業に注力する姿勢を明確にした事」に尽きる。
ネット事業推進のシンボル的な組織として「開発本部」が設置され、
その傘下にネット事業を統括する「ネット事業推進センター」を置く。
「センター」隷下には「技術部」「統括マーケ部」「企画営業部」が配置され、
従来の「デジタル広告推進部」も「企画営業部」に統合された。
ビジネス局、医療局、パソコン・ビズライフ局、
コンピュータ・ネットワーク局といった、それぞれの「局」でも
「局」を代表する旗艦雑誌の編集長経験者を「ネット事業プロデューサー」に任命し、
「ネット事業開発チーム」を設置するなどして事業推進にあたる。
「日経ベンチャー」を面白くした奥寺編集長や
「日経エレクトロニクス」のキレ者 浅見編集長などは編集長を退いての就任であり、
ネット事業への意気込みは判るのですが、少し勿体無い気もします。
それも後任となれる人材が居ればこそなのでしょうけれどね。
具体的に「ネット事業」で何をやるのかは判然としませんけれど......。
編集長人事という事では、最新号の「日経PCビギナーズ」の奥付を見ると、
大塚編集長から高山 新編集長に編集長が代わりました。
大塚編集長は忠誠度の高いオジサマ読者層からの支持も得ていたと思われますので、
微妙に影響が出そうな気もします。
外様出身でありながら、編集長として雑誌を育てた実績と功績は大きい。お疲れ様です。
その他、「分冊百科事業」のために作られた出版開発部は無くなりました。
苦難に満ちた紀行であった......
そうそう、昨日発売の「リアルシンプル」売れると良いですなぁ。