9/1にCNET Japanにアップされた記事
「グーグル、紙媒体に進出--AdWordsスポンサーに雑誌広告枠を再販」。
[参照] メディア・パブ Google,雑誌広告市場にも進出
Googleの紙媒体に対する仲介業務(広告代理店事業)が開始されるという事で認識すると
さしたる出来事では無いような気もする。
「AdWords」利用者の急激な増加が、クリック単価の高騰を招き、それを回避すべく、
アカウント管理やキャンペーン管理の煩雑さも増すばかりの「AdWords」を
紙媒体という別の広告掲載場所を増やす事でガス抜きしようという事なのかもしれない。
(クリックの減少による未消化予算を紙媒体に振り分けさせるという意図もあるのか?)
検索結果ページから広告掲載場所をWebメディアに求めた「AdSense」とは微妙に異なるモデルだが、
掲載序列で価格差を付ける事も可能だし、
「AdWords」との組合せプランやレスポンス指標に応じた価格設定も有り得る
だから、あくまで既存路線の延長線にある商品なのだろう。
しかし、それが雑誌での「連合広告」という旧来からの手法だった事は面白い。
まぁ、良いんじゃないですか。歓迎します。
小スペースの連合広告ではブランド構築には圧倒的に力不足だが、
「AdWords」のみでやってきた中小規模の広告主に雑誌広告展開を検討してもらえる良い機会です。
これからは「Google」の事は「新 連合広告屋」だと思っておこう(笑)
※連合広告=一定のスペースを分割して、小さいスペースを作り安価に販売する手法。
一般に単独の広告代理店が一括でスペースを買い切り、企画/運営/販売する。