3月にサイトの再構成/リニューアルの基本方針が発表されて以降、
新しい組織体制の整備や各種提供サービスの調整/拡充を行ってきたITmedia。
対外的には「3つのコンテンツブランドで9月に」という所で停滞していたのですが、先頃、今後のリニューアルが明らかになりました。
エンタープライズ/ビジネス系コンテンツの「ITmedia オルタナティブ」は
最終的に「ITmediaエンタープライズ」という名称になり、10/3スタート。
「次世代ITリーダーのためのオルタナティブ情報サイト」を標榜し、
特定のテーマに沿って作られる「特集主義」を特徴とするコンテンツ形態となります。
エンタープライズ系ニュースや各ジャンル別のINDEXページも設けられますが、
「キモ」は毎月3つ用意される旬な「特集(オンライン・ムック)」です。
この「オンライン・ムック」はITに関わる立場の違う各層にリーチできるように作られます。
一方、デジタルコンシューマ系の「ITmedia +D(プラス ディ)」は、
名称もこのままで9/1よりスタート。
元々ITmedia傘下にあったコンシューマ寄りコンテンツを糾合する形となります。
消費者の中で他の周辺消費者を牽引し、潮流を生み出せる「デジタルノマド」と呼称される
高感度な情報発信者の持つ情報をコンテンツ内に取り込み、
フィードバックさせると同時にコミュニケーションの場となる装置として、
ブログサイト「 +D blog 」の設置やそこでのアンケート実施などが行われていきます。
あらゆるシーンでデジタル・コンシューマ機器は活用されている以上、
扱われる情報はライフスタイルに関わる非常に幅広い物になるでしょう。
また、今回のリニューアルに合せて、
表示面積2倍の大きな「Wレクタングル」の導入など広告枠も改変が行われます。
なお、提携している「米国TechTarget社」の技術(というかビジネスモデル)の導入には、
体制整備などの準備も含めて、まだ暫くの猶予が必要な模様です。