ソフトバンクパブリッシングは、
「 N+I NETWORK Guide 」を9/24売(11月号)で休刊すると発表した。
「 N+I NETWORK Guide 」は、ネットワーク系のイベント「N+I(現:INTEROP)」と
緩やかに連携してきた歴史ある企業ネットワーク誌であるが、
現在まで誌名変更(INTEROP MAGAZINEだった事もある)とリニューアルを繰り返してきた。
(その系譜は遠く「 LAN TIMES 」まで遡る事が出来るのだと思う)
書店店頭販売および定期購読の他、
ソフトバンクBBルートでの無償配布やイベント来場者から抽出したリストによる
コントロールド・サーキュレーション媒体としての顔も持っていた同誌は
欧米発の生産財系カタログ誌に多く使われていた
「コントロールド・サーキュレーション」の手法をIT系雑誌に持ち込んだ媒体でもある筈だ。
最近ではセミナー/イベントとの連動やタイアップ企画を強化していた為、
出版社側の意図で配布する読者を選別/選択でき、流通コストなども調整可能な
コントロールド・サーキュレーション誌として展開する事の方が現状にフィットし、
メリットも大きくなると判断されたのであろう。
11月にはコントロールド・サーキュレーションの後継雑誌が季刊でスタートする予定。
この後継雑誌の開発にあたっては、
「ビジネスインパクト」および「中堅中小企業 情報化の処方箋」が
同様の手法で一定の成果を上げている事が少なからず影響を与えていると思う。
また、狙うレベルが違うけれどネットワーク系コンテンツが主要な位置を占める
「アスキービジネス ITスキルアップ」に対する牽制という見方もできるかもしれない。
コントロールド・サーキュレーション誌の場合は、
資格を満たさない為に欲しくても貰えない人もいる訳ですけれど......
いずれにしても無償配布誌が、また一つ増える......今年の重要なテーマです。