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2005年07月 アーカイブ

2005年07月30日


BCN 「 BCNランキング」ABC初回公査結果

3月に創刊されたBCNのフリーペーパー「 BCNランキング」のABC初回公査結果が判りました。
3月?5月(4月号?6月号)の平均配布部数は「 120,985部」となっています。

また、BCNによると来週末(8/6)から配布開始される9月号は、
全国家電量販店「924店舗」で「 135,000部」を配布予定との事。

最早、無視の出来ないメディアとなりつつあります。
「雑誌データ」にBCN媒体も掲載しないといけないな。

またもや、無償配布誌の話だ............。

2005年07月29日


ITmedia 合併/サイト統合による再構成/リニューアルが確定

3月にサイトの再構成/リニューアルの基本方針が発表されて以降、

新しい組織体制の整備や各種提供サービスの調整/拡充を行ってきたITmedia。
対外的には「3つのコンテンツブランドで9月に」という所で停滞していたのですが、先頃、今後のリニューアルが明らかになりました。

エンタープライズ/ビジネス系コンテンツの「ITmedia オルタナティブ」は
最終的に「ITmediaエンタープライズ」という名称になり、10/3スタート。

「次世代ITリーダーのためのオルタナティブ情報サイト」を標榜し、
特定のテーマに沿って作られる「特集主義」を特徴とするコンテンツ形態となります。
エンタープライズ系ニュースや各ジャンル別のINDEXページも設けられますが、

「キモ」は毎月3つ用意される旬な「特集(オンライン・ムック)」です。
この「オンライン・ムック」はITに関わる立場の違う各層にリーチできるように作られます。

一方、デジタルコンシューマ系の「ITmedia +D(プラス ディ)」は、
名称もこのままで9/1よりスタート。
元々ITmedia傘下にあったコンシューマ寄りコンテンツを糾合する形となります。
消費者の中で他の周辺消費者を牽引し、潮流を生み出せる「デジタルノマド」と呼称される
高感度な情報発信者の持つ情報をコンテンツ内に取り込み、
フィードバックさせると同時にコミュニケーションの場となる装置として、

ブログサイト「 +D blog 」の設置やそこでのアンケート実施などが行われていきます。
あらゆるシーンでデジタル・コンシューマ機器は活用されている以上、
扱われる情報はライフスタイルに関わる非常に幅広い物になるでしょう。

また、今回のリニューアルに合せて、
表示面積2倍の大きな「Wレクタングル」の導入など広告枠も改変が行われます。
なお、提携している「米国TechTarget社」の技術(というかビジネスモデル)の導入には、
体制整備などの準備も含めて、まだ暫くの猶予が必要な模様です。

2005年07月28日


ソフトバンクパブリッシング 「 N+I NETWORK Guide 」 9/24売を以って休刊、後継誌は11月

ソフトバンクパブリッシングは、
「 N+I NETWORK Guide 」を9/24売(11月号)で休刊すると発表した。
「 N+I NETWORK Guide 」は、ネットワーク系のイベント「N+I(現:INTEROP)」と
緩やかに連携してきた歴史ある企業ネットワーク誌であるが、
現在まで誌名変更(INTEROP MAGAZINEだった事もある)とリニューアルを繰り返してきた。
(その系譜は遠く「 LAN TIMES 」まで遡る事が出来るのだと思う)

書店店頭販売および定期購読の他、
ソフトバンクBBルートでの無償配布やイベント来場者から抽出したリストによる
コントロールド・サーキュレーション媒体としての顔も持っていた同誌は
欧米発の生産財系カタログ誌に多く使われていた
「コントロールド・サーキュレーション」の手法をIT系雑誌に持ち込んだ媒体でもある筈だ。

最近ではセミナー/イベントとの連動やタイアップ企画を強化していた為、
出版社側の意図で配布する読者を選別/選択でき、流通コストなども調整可能な
コントロールド・サーキュレーション誌として展開する事の方が現状にフィットし、

メリットも大きくなると判断されたのであろう。
11月にはコントロールド・サーキュレーションの後継雑誌が季刊でスタートする予定。
この後継雑誌の開発にあたっては、
「ビジネスインパクト」および「中堅中小企業 情報化の処方箋」が
同様の手法で一定の成果を上げている事が少なからず影響を与えていると思う。
また、狙うレベルが違うけれどネットワーク系コンテンツが主要な位置を占める
「アスキービジネス ITスキルアップ」に対する牽制という見方もできるかもしれない。

コントロールド・サーキュレーション誌の場合は、

資格を満たさない為に欲しくても貰えない人もいる訳ですけれど......
いずれにしても無償配布誌が、また一つ増える......今年の重要なテーマです。

2005年07月26日


日経BP社 「 ITPro 」 9/1よりリニューアル

本日、「 ITPro 」リニューアルについての発表会が行われました。
冒頭の古沢局長(コンピュータ・ネットワーク局)の挨拶の中では、

2001年9月にスタートした「 ITPro 」が、
2005年6月時点で月間1200万PV、登録会員数59万人となり、
「6月単月での売上も1億円を突破した」と伝えられました。
そんな、「 ITPro 」ですが、「企業情報システム」絡みのコンテンツや
記者の取材力/執筆力に拠る所の多い「コラム」や「解説記事」に較べて、
相対的に弱いとされる個別のテクノロジー分野に対する強化を9/1から実施します。
(Linuxやオープンソース、プログラミングなどの実務に立ち入った解説記事等を指す)

具体的には11分野の「テーマ」を設け、記事の掲載場所を明確にする事で、

実際には掲載されていたとしてもナビゲーションやユーザビリティの問題で
読者に読まれる機会を喪失していたテクノロジー分野の記事を前面に押し出し、
かつ、関連雑誌媒体との連携を強化してコンテンツ拡充を行い、
幅広く奥行きもある記事コンテンツが眺望の利く形で提供される事になります。
(従来も記事毎のカテゴリ設定は一応はされていましたけれど。[cf.カテゴリ広告])

また、各種広告メニューも11分野の「テーマ」に限定したメニューが作られますので、
登録会員データや閲覧記事履歴に基づくターゲッティング・メニューなどに加え、
より簡便で理解しやすい(つまりは使いやすい)メニューが設けられます。

その他、大型のスカイスクレーパーやレクタングル・バナー、
他のサイトで行われているホワイト・ペーパー・ダウンロード機能なども実装されます。

多くの専門雑誌との連携を密にしながら、運営されている「 ITPro 」は、
その潤沢なリソース(記者などの人材、そして記事コンテンツ)を存分に活用できる為、
Webサイト単独の専業サイトには無いアドバンテージを持っていますが、
有償媒体の存在価値が徐々に揺らぎ、専門雑誌が低落傾向から持ち直せない中では、
Webサイトから雑誌へのフィードバックをより有効に働かせて、
専門雑誌の価値を高め、補強していく必要があるでしょう。

(それが雑誌購読者への義理を果たす事の一部でもある筈)

このリニューアルに合わせてバックエンドのシステムも大幅に刷新される為、
今回の発表は中長期的なサイト強化策の中では弱点克服という位置付けと思われます。
なお、11分野の「テーマ」は今後も増加を続け、
「テーマ」毎に提供されるコンテンツ/サービスも増強が随時行われる予定で、
200X年には「月間2000万PV超、登録会員数100万人超」を目指すとの事である。

◎ITmedia/@ITのサイト再構成/リニューアルも漸く定まりましたので、
 後日、お知らせ致します。合併から、かなりの時間が掛かりましたなぁ。

2005年07月23日


アスキー 「 NETWORK MAGAZINE 」はネット誌になってきた。

アスキーの「 NETWORK MAGAZINE 」は、
「ネットワーク誌」から、「ネット誌」領域にもシフトしてきた感じ。
6月号で「 2ちゃんねるで失敗しない方法」。
前号(8月号)で「 Googleで1番になる方法」。

最新号では「ソーシャルネットワークの光と陰」を3つある特集の中で扱っている。

最早、企業のネットワーク技術者だけが
ネットワーク構築/運用の知識を持っていれば済む状況ではないので、
家庭内LANの構築をたまにする程度の一般読者にもマッチする特集を常に入れる事は
市販誌の「 NETWORK MAGAZINE 」にとって間違っていない方向だと思う。
生まれ変わった筈のインプレスの「 iNTERNET magazine 」も
「 2nd STAGE 」後期に毛の生えた「 2.7 」位の半端な揺り返し状況なので、
もし、そっち方面を強化したリニューアルをするなら好機である。

しかし、アスキーの雑誌やWebは、全般に覇気が無いですなぁ。
「アスキービジネス ITスキルアップ」も、何だか判然としないし。
今度、話を聞いてこようっと。

[余談] SNSって、なんか駄目。そんなにみんな繋がりたいのか......。

2005年07月13日


ソフトバンクパブリッシング 季刊ITビジネス誌と連動するWebサイトを8月開設

ソフトバンクパブリッシングは、季刊で発行されているITビジネス誌「ビジネスインパクト」および
「中堅中小企業 情報化の処方箋」とリンクするWebサイトを8月下旬に開設する。
Webサイト名称は「ソフトバンク ビジネス+IT 」(ベタな名称ですな...)
URLは、[ http://www.sbbit.jp ]

「大企業?中堅」「中堅?中小」というターゲットの差はありますけれど(配布チャネルも違う)、
2つの雑誌/小冊子は、「ITを経営にどう活かすか?」というテーマをCIO/経営層に向けて発信しています。

両方とも読者情報を把握しているコントロールド・サーキュレーション誌であり、
その展開はセミナーやカンファレンスなどと連携した物になっていますが、
今回、開設が発表されたWebサイトによって、「季刊」という発行周期の長さを埋め、
読者の囲み込み/コミュニティ形成を促進する事で、
より柔軟かつスピーディで多彩な複合展開も容易となります。
また、傘下に2つの媒体を持つ上位Webサイトを持てば、
今後、3つ目、4つ目の新規媒体立ち上げも可能となって来ますので、
10月に予定されているSBMM傘下企業の合併後も一つの核となりうるかと思われます。
(10月の合併については 6/8既報 参照)

最早、これからは(広義の)無償配布誌の全盛時代なのかもしれません。
書店販売/有償誌でやってきた実務系専門雑誌媒体も、
何か具体的なアクションを起こさないと、ちょっとヤバくないですかね?
(より先鋭化できる余地のある業界誌やコアな趣味/ホビー系は、まぁ良いとして)
しかし、ソフトバンクのネタが続いてしまうなぁ......。

2005年07月08日


ソフトバンクパブリッシング 「ねっため」創刊準備号を9/17発売

ソフトバンクパブリッシングは、ネットエンターテインメント情報誌「ねっため」創刊準備号を9/17に発売すると発表した。
「ネットエンターテインメント」を略して「ねっため」です。
(謳い文句は「まだテレビ?」)
発表文書では「業界初」と記載されていますが、
何を以って「業界初」としたのかは良く判りません。

同社では、7/18売で休刊する「ヤフーBBマガジン」の後を受ける
ブロードバンド・コンテンツに特化した新媒体の開発が行われていましたが、
この「ねっため」が、その新媒体ですね。

「ヤフーBBマガジン」は、あくまでPC誌/ネット誌の範疇に留まっていましたけれど、
「ねっため」は、ごく普通の一般ユーザに敷居の高さを感じさせない工夫を凝らして、
より広義の「エンターテインメント誌」へ近づく事になりそうです。
「ビジスタ」や「 DO YOU ? 」などで地道に積上げてきた、
非PC誌/非IT誌の(つまりは一般誌寄りの)誌面作り対する力量が試される事になります。

(「日経エンターテインメント」+「ネット番組ガイド」みたいな感じか?)

[7/13 追記] 「ねっため」の倉嶋千雪編集長は、「ヤフーBBマガジン」の編集長でした。

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