「ITビジネス誌」は、大手企業のCIO/CSO向けの戦略誌と
主に中堅・中小企業の実務担当者に向けた活用誌に分別されると思うのだが、
中小企業向け経営者向けの戦略誌(例:日経アドバンテージ)や
技術者を含む若手ビジネスリーダーに向けた先鋭誌(例:Loop)が成功しないので
ちょっとばかり袋小路に押し込められた感じもする。
しかし、実は「 ITビジネス誌」は地味に増えていたりする。
ソキウス・ジャパンの出している「 Open Enterprise magazine」(月刊)。
メディアセレクトの「 ITセレクト 2.0 」(月刊)。
ソフトバンク・パブリッシングの「ビジネスインパクト」(季刊)と
「中堅中小企業 情報化の処方箋」(季刊)も有って、結構、賑わっているのだった。
上記4誌のうち、「 ITセレクト 2.0 」は書店売りだが、
他の3誌は基本的にコントロールド・サーキュレーションだ。
特別な配布ルートの確立や発行原価の面で
それなりの計算と機能性が成立した上で発行されている筈の3誌に較べ
書店売りで勝負している「 ITセレクト 2.0 」には頑張って欲しいと思う。
特に「 ITセレクト 2.0 」には、産業紙/業界紙出身の記者魂が感じられて、
それが泥臭くもあり、なかなかユニークでもあり、
購読者がどう感じているかは別にしても面白い。
しかし、誌名の「 2.0 」って、どうよ?