日経BP社 コンピュータ・ネットワーク局は、
昨日、広告主と広告会社を招いて「 IT Marketing Day 2005 」を開催した。
主な内容は、「日経コンピュータ」が6/9売(6/13号)より行う8年ぶりの大幅誌面刷新発表。
日経コンピュータ出身の編集長がパネリストとなり、
日経コンピュータの田口編集長がモデレーターを務めた前半のパネルディスカッションは、
テンポが悪く、焦点も絞りきれていなかったのでイマイチ謎な出来でしたが、
(人前で上手に話をする事は、編集長の必須スキルでは無いですからね......場数の問題だし)
その後、行われた田口編集長による誌面刷新についての説明は熱の篭った物でした。
ITが必要不可欠な企業インフラとなった変革の時代に「日経コンピュータ」が、
置いて行かれないためのモデルチェンジと捉える事が出来ます。
すべてが流動的で先例主義では切り抜けられない変革の時代の各種問題解決に指針を示す
「イノベーション時代の羅針盤」が誌面刷新のキャッチフレーズです。
具体的には
・表層には現れていない予兆となる動向のキャッチアップ。
・失敗例を含めた活用事例や導入事例の取材強化。
・製品/サービスの選択に欠かせないバックボーンを含めた詳細情報提供。
など、「現場主義の徹底」や「事実・真実への拘り」を
基本信条とする「ITジャーナリズムへの回帰」が強く意識されているようです。
昨年11/1の人事異動(2004/11/03付 記事参照)で編集長となった田口潤編集長の手による
田口モデルの「日経コンピュータ」が着任から半年を経た、今回の刷新で生まれます。
長い間、一定以上の評価を得ながらも、部数的には微妙に衰退してきた「日経コンピュータ」。
自らの変革とITジャーナリズムへの原点回帰を行う為の抜擢人事だった訳ですね。
今、求められる「ジャーナリズム」像とは?という話題も巷には溢れていますが、
田口モデルの「日経コンピュータ」を楽しみにしております。
(サーベイの製品一覧表なども、より正確な物にして欲しいです。稀に変なので)