技術評論社は、MSテクノロジー系開発誌「 .NET Expert 」を7月中旬に創刊する。
「 Visual Studio 2005 」のβ2を付録CD-ROMに収録する予定。
発行予定部数は、80,000部。
創刊号はMSのイベント「 Tech・ED 」開催タイミングに合わせて刊行されるが、
以後の刊行予定は創刊号にたいする反応次第といった所でしょう。
「 .NET 」という言葉で括れる領域や意味が不明確になっていて、
限定された読者にしかリーチできない狭義の言葉であると判断したからこそ、
翔泳社の「 dotNET Magazine 」は、誌名を変更する訳ですので、
「 .NET Expert 」も、定期刊行時には誌名を真剣に考えないのかも。
「 Windows Developer Expert 」とか?(笑)
技術評論社では、雑誌コードを持っているのは月刊誌の「 Software Design 」位で
他の殆どのIT系雑誌を書籍形態で刊行している為、広告屋としては、
まだ、定期刊を見据えた実験的な刊行のフェーズに有る物なのか、
実績を得て定期刊として巡航モードに入った物なのか、
そろそろ、燃料切れで不時着(休刊)しそうな物なのか、を気にしていないといけないのですが。
(頑なに「IT雑誌はB5定型を死守」する姿勢と雑誌コードを取らない姿勢は技評の伝統?)
「読者ニーズにあった雑誌を素早く出す、結果が出ない雑誌は素早く引っ込める」
という事が雑誌コードを持つ通常の雑誌より、ずっと柔軟に行える事を考えると
「ずっと書籍で雑誌」のメリットも有るには有るのでしょう。
今、定期刊行の巡航モードに入れるかどうかなのは、
「ネットワークセキュリティ Expert 」(次号(Vol.2)は6月上旬発売)。
一足先に定期刊化(季刊)しての初号(#2)が今月末に出る「 Web Site Expert 」は良い感じ。
最早、定番の「 JAVA PRESS 」「 WEB+DB PRESS 」は、安定しております。
改めて編集のリソースを考えると、結構な数を出していらっしゃいますなぁ。
中国ビジネスも着々と進行しているみたいですし......技評は要チェックかも。