テクノロジー誌として展開している
「日経バイト」は次号(3/22売 /4月号)より誌面強化する。
路線の大幅変更は無いが、11月に着任した横田編集長の独自色がより明確に出る筈。ITの中核部分は旬を逃さず、他誌よりも深く掘り下げて、さらに、
コンピュータ・サイエンスに属する分野や新素材/新デバイスの渋い話題を探求しつつ、
身近な製品の検証も実地でしっかり行っていく姿勢は、他誌の追随を許さない物です。
組み込み分野などの取り込みよる、より一層の「ワクワク」を期待しております。
褒め過ぎかも......。
日経バイト 公式サイト
もう一誌、テクノロジー誌としては、IDGの「COMPUTER WORLD」が、
今月号(2/18売 /3月号)からリニューアルしています。
「セキュリティ」関連記事で埋め尽くされており、「特集主義」という事と推察します。
(リニューアルの事前説明を受けていないのがバレバレですね......)
「COMPUTER WORLD」に限らず、IDGの雑誌の基本特性として、
「偏りが少なく比較的フラット」という傾向があるように思いますが、
言い換えれば「アクの少なさ/希薄な個性/見えない書き手」という事になってしまいます。
この号から風穴江氏などが書いていた辛口コラムが無くなった事も、そう感じる理由でしょう。
「テクノロジー・リサーチ」など読者コミュニティとの連携をギミックとして
内蔵している「COMPUTER WORLD」だけに、方向性が逆のような気がします。
(各雑誌のWebサイトを立ち上げた目的も、読者との交流や距離や目線を近づける物ならば、なお一層)
「情報を与えるだけではなく、意見交換や応酬を経て、共有し、誌面に反映する」
「読者から見える書き手が読者と近い目線で技術を語れる」姿勢が欲しいように思います。
ありゃりゃ?、スゲー辛口になっちゃいましたね.........失礼こきまろ。
読者との一体感を持って欲しいのは、すべての専門誌に対する気持ちです......。
ペラペラなニュースして提供できなくなっているのに驕りすぎのマスメディアでは、到底、不可能な読者/視聴者との共生関係、共死関係の確立が
専門誌ならできると思います。共に死ぬ覚悟を持つ程に、信頼に満ちた強い絆を。
さらに広告主などを加えたコミュニティ醸成を進めて欲しいと思っています。
その時、専門誌は「みんなの大事な物」になるのですけれどね。
うーん、ちょっと頭を冷やすか。
COMPUTER WORLD Online