日経BP社は、「日経アドバンテージ」「日経食品マーケット」の休刊を発表した。
「日経アドバンテージ」は、5/29売、「日経食品マーケット」は6/11売が最終号となる。
活用情報誌だった「日経IT21 」の休刊後、中堅・中小企業のIT戦略情報誌として、
昨年の4月に創刊された「日経アドバンテージ」。
地道な取材で築かれた誌面は充実していましたし、
拡販/営業面でも編集長自らが出張って大奮戦していたので、残念。無念。
販売部数の伸び悩みを休刊理由とするのは仕方無いとして、
様々な拡販手法を駆使した結果の読者特性のバラツキを論うのは、如何な物か?
利用チャネルの信用失墜は免れず、もはや、中堅・中小企業向け雑誌は暫し封印か。
「日経食品マーケット」も、昨年の6月創刊ですから、短命に終わります。
食品流通の分野は、確かにある意味で狭い業界なのでしょう。GSM や SM とかさ。
「日経ブランド」と言えど、歴史ある既存専門雑誌のシェアを切り崩せなかった様子。
主婦アンケートなどの新機軸もあった訳ですが、厳しい結果となりました。うーむ。
(本物の兵站も扱える「日経ロジスティクス」の復刊を真面目に希望!!)
両誌ともベンチャー・サービス局にて、昨年、創刊された媒体ですが、
特に「日経アドバンテージ」は、「日経情報ストラテジー」等を同時にセールスする
所属局を横断するタスクフォースも設けられて間もないだけに、あらら「拍子抜け」。
対症療法的に営業組織を弄り過ぎではないかぁ?と思ったりするが...。