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2004年01月 アーカイブ

2004年01月29日


アスキー、エンターブレインは、角川傘下へ

出版業界専門紙「新文化」「文化通信」などが速報で伝える所では

角川グループの持株会社である角川ホールディングスは、
本日、アスキーやエンターブレインの持株会社「メディアリーヴス」を
公開買付け(TOB)で買収することを取締役会で決定した。買収総額は66億6500万円。
との事です。

かなりの荒療治では有りましたが、
ユニゾンにとってのアスキー再建は完了したという事になります。
(何億の儲けになるんだろうね?)
これで「メディアワークス」とも、同一グループになってしまうので、

まずは競合するエンターブレインに、統合などの動きがあるかもしれませんね。
「また、一緒の会社になっちゃったねぇ?。何年ぶりだっけ?」なんて光景が...

「アスキー・コミュニケーションズ(現:アスコム)」とか「アストロアーツ」は
今は資本関係の無い独立企業という事で良かったんだっけ?


メディアセレクト 「Directions on Microsoft 日本語版」 3月売より書店販売を開始

メディアセレクトは、直販のみだった「Directions on Microsoft」を3/16売(4月号)より書店販売する。
同時に発売月と同じだった月号表記が次月に変更されます。
「定期購読者20,000部、MS経由配布1,150社分(1,150部?)、書店配本15,000部予定」
という説明がされています。......いや、まぁ、そりゃ、すげー量ですよ(本当ならね)!?

...ともかく、今や自前の雑誌コードも取って、販売戦略の幅は広がったという事。
(DOM は IT セレクト 2.0 増刊扱いですね。たぶん)
地道に参りましょう。

2004年01月28日


あの?、やっぱり、良く判りません...

先日の「日経BP社 新媒体発表会」で6月創刊がアナウンスされた「日経biztech」。開発長を務めた谷島編集委員が、今度はIT Proの名物コンテンツ「谷島の情識」で
「新雑誌開発顛末」を公開しています。

その顛末記を読んでも、どんな雑誌になるのか、
やっぱり私にはイメージが出来ないです。「ニューリーダーの為の技術経営誌」って何?

「動かない新雑誌プロジェクト」だったという事は判りましたけれど。

それはそれとして、元気出して、いきまっしょい。


「日経アドバンテージ」 奮戦ス

中堅・中小企業のIT戦略誌「日経アドバンテージ」は、12月号から「強い企業を創るIT戦略誌」に謳い文句を変更していますが、語感のマイナスを考慮しただけの事だと思います。
「IT戦略最前線ニュース」という毎号12P掲載される事例/実例ニュース記事も新設されて、
これまで以上に元気で創意工夫の有る中堅・中小企業の現場や人、
そして、その戦略(半数は戦術?)が実物大で感じられる誌面は溌剌としています。
今こそ、意思統一スピードの速い、中堅・中小企業だから出来るIT戦略で
「大企業なんぞ、ブッ潰しちまえぇぇ」位の勢いです。(特に上村編集長)

泥臭いと言えば、泥臭いのですが、この雑誌の場合はそこが良いのですね。
(かなりの取材頻度が想像できます。記者の靴は、もう何足目?)
ビジネスモデルや経営戦略面などもきちんとフォローされているので、
「戦略誌」としての色も濃く、ただのIT活用雑誌にならないようになっている。
(「日経IT21」の経験がキッチリ活かされている)
この雑誌の、うちに秘めた物は、結構、「過激」です。

「ITブームも去って、それなりに投資もしたし、不況だし...」と、
大企業や出版社のお偉いさんは意味無く、次を模索しているのかもしれませんが、

そもそも、
「IT」は「上手く使われていない情報を活用する為の技術」を指すのだとすれば、
「区切りも終わりも無い、もっと普遍的な物なのだ」と再確認しました。
(手作業の情報整理術だってITだもん!? 大福帳とか)
「日経アドバンテージ」は、その辺が判っている雑誌だ。超エライ。
(そして、谷島氏もそれが判っている故に...判り難いことになったのかも知れぬ)

さて、褒めついでに宣伝もしてしまいましょう。(笑)
5月で1周年のアドバンテージ。1周年を記念してセミナーを行います。

詳しくはこちら

(調子に乗って書いてたら、... 26:00になっちゃった。余計な事を書き過ぎた。)

2004年01月27日


アスキー 「 Mac People 」 3/29売より 月刊化!誌面刷新!

アスキーは、現在、月2回刊で発行されている「 Mac People 」を3/29売より月刊化すると発表した。
従来は速報性のあるMac情報誌として「 MAC POWER 」とは差別化されていたが、
月刊化と誌面刷新後の編集内容など詳細が明かされていないので、その差異は不明。
(無くさないだけ エライのかも...)

2004年01月23日


日経BP社 「新媒体発表会」

21日に行われた日経BP社「新媒体発表会」の内容をお知らせします。
毎年恒例になっている「新年・謝恩の夕べ」との同時開催でしたけれど、今回の「新媒体発表会」は、濃い内容だったと思います。

冒頭、河村社長の挨拶では昨年度は厳しかったという言葉も有りましたが、
[前期 売上高549億円 減収減益決算]
今年は積極的に攻めに転じるという事で半期6月までのアクションプランが発表されました。
それらのベースになっているのは「MAG-NET戦略の推進強化/適応範囲拡大」であり、
「雑誌」と「Web」の連携強化に留まらず、

イベント(セミナー/展示会等)やコミュニティとの有機的結合を
より細かいレベルで緻密に行っていく事で、
日経BP社の持つリソースを集中させた「一つの商品」として価値向上を図るようです。
とても真っ当な話だと思います。
それをやろうとしても人とカネが無い会社が多い訳ですが、そこは流石。

「日経ものづくり」新装刊 3/30売(4月号)より
「D&M 日経メカニカル」に「日経デジタルエンジニアリング」を統合して

生まれる新雑誌が「日経ものづくり」です。
(最初、間違えて「日経ものずき」と読んでしまった! (ウソ))
製造業向けの生産材、新素材生成技術や技法、生産ノウハウ、開発経緯などを
扱ってきた「日経メカニカル」と、主に設計/開発現場でのCAD/CAMなどIT活用を
扱ってきた「日経デジタルエンジニアリング」が統合されて
設計/開発から生産/製造までのプロセスを細かな業務改善も含めて応援するのが、
「製造業の課題解決と技術革新を支援する」この新雑誌です。
広告料金は4C1P 694,000円。新装当初の発行部数は32,000部予定。

「日経Automotive Technology」新創刊 6月発売
「D&M 日経メカニカル」が運営している
自動車技術Webサイト「AUTO BIZ」を発展させた季刊雑誌として創刊。
(元々のWebの名前が「Automotive Technology」でしたね)
今回、「日経ものづくり」が創刊されますので編集スタッフも分離独立。
Web、セミナーと連動する「自動車技術の総合情報誌」を標榜します。
広告料金は4C1P 350,000円。発行部数は10,000部予定。

「日経ビズテック(bizTech)」新創刊 6月発売予定
1/20にWebで先行発表された「日経ビズテック」。
ビジネスに技術を活かしていく「ニューリーダーの為の技術経営誌」という事です。発表会資料でも「技術と経営を繋ぐ」という言葉が使用されていますが、
技術情報誌やビジネス誌ではなく、「あくまで経営誌」という話でした。
日本の基幹産業の次世代を担うリーダー予備軍、技術畑出身の経営スタッフなど
読者対象は多岐にわたると思われます。
「日経ビズテック」の開発長を務めた谷島編集委員の書く記事を読んでいた範囲では「IT活用」を連想する印象を私は勝手に持ってしまっていたのですが、

(私がIT系に浸りすぎているのも、しっくり来なかった原因だと思います)
扱われる技術は、もっと普遍的かつ広範囲でしょうし、
(基幹製造業をクローズアップするとエレ、メカ領域が増えそうな気はする)
技術をどうやって、どういう手順でビジネス化するのが良いのかが主題の雑誌でした。
「テクノロジー最大活用指南 経営誌」という理解でもヨイのかもしれません。(意味不明?)
初代編集長となった仲森編集長は、元メカニカルだと思います。
ビズテック局媒体なのは当然なのか?
広告料金は4C1P 800,000円予定。発行部数は30,000部予定。

Webサイト「BizTech」は「nikkeibp.jp」にリニューアル 3月予定
「日経ビズテック」が出来るからという事でもないでしょうが、
既にブランドとして認知されている「BizTech」は「nikkeibp.jp」になります。
「MAG-NET戦略」を進めていく過程では各雑誌や各プロジェクトと連動するWebサイトが
結果的に充実していきますから、それらを束ねる「日経BP社のポータルサイト」として
リニューアルされるという事になります。
専門的な内容の深いコンテンツは傘下の各Webサイトへ誘導する役割ですね。
その他、各種コミュニティ形成のベースとしても機能していくと思われます。
「for Technology and Business」という副題が付いてます。

そうそう、BizTechイノベーターは、「for ビジネスイノベーター」になるんだと思う。

疲れてきたぞ......。
続いてPC誌、コンシューマ誌系統

「日経ベストPC+デジタル」新装刊 3/13売(4月号)より
PCだけではなく、デジタル家電も含めた形のバイヤーズ誌にリニューアルです。
誌面は先行してある程度は変わっていると思いますから、
誌名をより現状に相応しい形としたという事ですね。

Webサイト「WPC ARENA」は「デジタル ARENA」にリニューアル 3月予定
以下同文。(スミマセン)

「モノクル(仮題)」新創刊 4月予定
デジモノ雑誌では有りますが、少し切り口が異なる様子です。
物欲魔人御用達のスペック重視のデジモノ情報誌ではなく、
高感性でスタイリッシュな誌面によって
日々の快適を演出する生活の中に溶け込む素敵な「モノ」を提案する
「デジタルライフスタイル誌」という感じでしょうか?

仮題の「モノクル(monocle)」は単眼鏡の事という事ですが、
阪急コミュニケーションズの「Pen」デジモノ版みたいなコンセプトかもね。
ちと楽しみ。これは(一応?) ビズライフ・センター媒体

「日経CLICK 」 リニューアル 6月予定
これは基本的に口頭のみでの発表でしたが、
やはり、デジタル家電を含めた形へのリニューアルという
文脈内にあるリニューアルのようです。
「日経CLICK 」の場合は、「デジタル・エッジ・トレンド・ナビゲーター」となるそうで、

「ジャンク×ラディカル×先端×若者向け」となると想像致します。
この発表をしたのは「パソコン局の局長」なので、
新生「日経CLICK 」は「パソコン局に正式移管」と考えて良いようです。
また、河村社長は「日経ネットナビ」と統合と発言していましたので、
そういう事なのだと思われます。(社長が言うんだからね。その他、詳細不明ですが)

その他、諸々
・「日経キャラクターズ」隔月刊の定期刊行誌として3月創刊です。
・シニア向けヘルス情報雑誌を開発中(「壮快」とか有るもんね)

※こちらも連動するイベントを開催予定です。
・住宅リフォーム ムック「賢者のリフォーム」4月中旬発売。
(このリフォーム雑誌は建設局扱いだけど「日経ヘルス増刊」...書店販売だからな)

という感じでしょうか?

非常に盛り沢山です。積極的な展開ですね。
その一方で組織も状況に合わせて変化させる必要性を感じます。
昨年の1/1から稼動している「ビズテック局」「ビズライフ・センター」は
元々、何故にそうなったのか理由は忘れちゃいましたが、

今や、有効に機能していない面が多いと思います(余計なお世話だな)。
各種制度改革なども含めた組織改変/再編成は間近なのかもしれませんね。春?
いやー、どこも大変ですなぁ。

2004年01月20日


日経BP社 「日経ビズテック」6月創刊。「BizTechイノベーター」にて本日発表さる

編集長からのコメントとともに媒体骨子も正式に発表されているので、

詳細はBizTechイノベーターを参照していただきたい。
新月刊誌の誌名は「日経ビズテック」。6月創刊。
BizTechイノベーターで先行発表したのは開発完了を受けて、
「新雑誌創刊プロジェクト」としての区切りという事でしょうか。

「テクノロジーとビジネスを繋ぐ」・「技術経営」という所に、驚きと新鮮味は有るのか?
やはり、媒体の位置付けが、今はイマイチ良く判らないです。
最近の「エレ」や「メカ」と、部分的に近いノリを持っているようにも感じます。

「テクノロジー×ビジネス」というとダイヤモンド社の「 Loop 」が思われますし、
BP社の「 Technology Review 日本版」はテスト版でお蔵入りした...。(まぁ、それは別の話)

2004年01月19日


アスキー 「週刊アスキーPlus」を改題し、独立創刊

アスキーは、週刊アスキーの増刊として発行していた「週刊アスキーPlus」を「アスキープラス」に改題し、3/29売号より月刊誌として独立創刊させると発表した。

「週刊アスキーPlus」は、500円前後の価格で読める「お気軽PC自作誌」で
一年ちょっと前から発行が開始され、順調に月刊ペースで14号(2/28売)まで来た。
久しぶりのアスキー製「DOS/V誌」の復活です。おめでとうこざいまふ。
(しかし、いつまで「DOS/V誌」でいいんだろう)

それから、「週刊アスキー」は、
1/20売号よりJALに続きANAの国際線機内誌として搭載が決定したの事。

いやー、今年になって、やっとニュースらしいニュースが書けた。

2004年01月16日


「広告効果」の補強は急務である

「雑誌広告は効果が見え難い」...雑誌に限った事では無いと思うのですけれど、特に部数が少ない専門雑誌広告に関しては、そういう声は増加する一方の今日、この頃。

部数の減少が広告効果の低下に繋がっている事は事実ですから、
本来は実売部数に連動した広告料金値下げ(実売部数の公開が前提)や

広告効果をより具体的な目に見える形でクライアントに還元するサービスが開発され、
安価で提供されても良さそうな物ですが、その取り組みは立ち遅れています。

Webとの連動やイベント/セミナーとの連動など様々な試みは行われているものの、
まだまだ、常に雑誌広告と組み合わせて利用できるレギュラー・サービス化や
いつでも気軽に追加できるオプションとはなっていません。
その他、新しい技術を利用する高付加価値の新サービスが加わっても良い筈なのですが...

媒体利用という点においては、
当然、広告会社やクライアントの努力/創意工夫も非常に大事ですが、

媒体価値/広告効果の低下が問題視されている現状に有っては、
より一層の媒体社側の努力と新機軸の提案を期待したいと思います。

ただ苦言を呈している訳では無いのです...雑誌広告屋もキビシイ。
こちらも色々考えますので。ヨロシクね。

■2004/01/18追記■
←の会議室内に「具体的に広告効果補強案を考える」スレッドを作りました。
比較的簡単に実施できる物から、難しい物まで皆様のお考えをいただければ幸いです。
「実行にあたっての問題点」なども合わせて書き込んでいただくと、なお良いですね。


(f/xの提案に対する、ご意見・ご感想については、既に別スレッドが有ります)

2004年01月08日


そうそう、今日からは「ITmedia」

「 ZDNet Japan 」は、本日より「 ITmedia (http://www.itmedia.co.jp)」になりました。
同時に会社名も「ソフトバンク・アイティメディア株式会社」に変更されています。

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