昨日、ソフトバンク・ジーディネットによる 「新サイト発表会」が実施されました。
今年に入ってから色々とリニューアルを進めていた ZDNet ですので(2003/4/23記事参照)、
今回も8月から募集が開始されている「会員制無料サービス IT Premium 」と絡めた
「新サイト/新サービス」の発表会かと思いましたが、さにあらず。
「 ZDNetサイト」から「完全自社ブランドの新サイト」への移行に関する発表会でした。
ということで、
「 ZDNet Japan 」は、来年の1/8より「 ITmedia (http://www.itmedia.co.jp)」になります。
同時に会社名も「ソフトバンク・アイティメディア株式会社」に変更されます。
米国ZDNetの企業システム寄りの方向性と、あくまでオールラウンダーを目指す
「ZDNet Japan」の方向性が合わなくなってきた事を新ブランドへの移行要因としていますが、
現在、米国ZDNet社は、CNET Networks傘下企業になっており、
Ziff Davis社派生企業とソフトバンク・グループの資本関係は既に無くなっています。
さらに「 CNET Japan 」が存在することで、「 ZDNet Japan 」に掲載される
米ZDNet発 翻訳記事の扱いにも微妙な問題が生じていた事は確かで、
提携契約内容の包括的な見直しが検討されていた事は想像できます。
(今後も海外ニュースソースの一つとして提携は継続される模様)
「ZDNet Japan」から「 ITmedia 」へ。
予定されている新機軸の一例は「アンカーデスク・チャンネル(仮)」の設置。
各チャンネルの編集長クラスが、様々なトピックに対して自説を展開するオピニオンch.
レスポンスをフィードバックするシステムも実装予定です(IT Pro の「記者の目」みたいね)。
移行に先立って10/15からは、
新たに「サーベイチャンネル」の提供も開始されます。
ゲーム、ケータイ、ショッピングからエンタープライズ、ITマーケティングまで
ニュースを核にしながら発展してきた、そのフィールドは非常に広大です。
「ITmedia」の名前に込められた意味はソフトバンク・パブリッシングと対を成す
「オンライン専門の出版社」としての多角的な事業展開を目指す物でしょう。
いずれ、「ITmedia」に続く第2の「新サイト」を立ち上げる時も近いかもしれませんね。
確かに、もう他社の看板を借りる必要性はあまり無いですもんね。
しかし、みんな偉くなりましたね。
80年代も 日本ソフトバンクは燃えておりましたなぁ...。