昨日、日経BP社の広告発表会が開催されました。
かなり多くの媒体が誌面刷新を実施していきます。
当然、IT系メディアでは無い物も有りますが、とりあえずご紹介します。
・「日経ベンチャー」 10月号より大幅誌面刷新
ワールドビジネスサテライトの土曜担当キャスターである住友真世さんをインタビュアーとして、
質問に奥寺編集長と広告担当者が応じるという一風変わった方法でプレゼンされた誌面刷新説明でした。
それはそれとして。
経営実務情報誌として全国の中堅・中小企業経営者に'84から読まれてきた「日経ベンチャー」。
金融機関との提携で運営されている「経営者クラブ」が購読者の下支えしている媒体である。
今回の大幅誌面刷新では、企業が厳しい経営環境下で戦い抜き、成長する為に最も大事な物は
「経営者個人の力量(資質/能力)である」とし、
誌面のフォーカスを経営者個人に当て「経営のプロフェッショナルになる事」を
支援する方向性を持つ。
具体的なコンテンツとしては著名な経営者の横顔に迫るドキュメンタリー・タッチのコラムや
この国の偉大な先達の業績を検証/分析する読み物などで構成される。
従来からの経営実務情報もなくなる訳では有りませんが、
全体として「人」にスポットを当てた作りに大きく刷新です。
当初は誌名変更も検討されていた様子です。
・「日経コンピュータ」 9/8号より誌面刷新
一口に企業情報システムといっても、どこまでが「システム」なのかが判らなくなっていますが、
(プロジェクト管理は組織管理でもあるし、業務フロー分析は経営コンサルでもあろうし)
「日経コンピュータ」は、より幅広い内容を扱う「IT総合誌」の方向に誌面刷新です。
少し「企業情報システム」に突っ込みすぎた感じを引き戻すという事なのかもしれませんね (違うかも)。
具体的な施策としては、
◆技術解説を強化===マネジメント層にとっても技術を知っておく事は大事という事ですね。
◆事例の強化=======より注力。
◆特集を深化=======2本立てを1本に集約。アウトライン / 事例研究 / 製品・サービス解説の3部構成へ
◆ニュース[解説]===単なるニュースではなく、雑誌ならではの「解説」とともに。
◆人にもスポット
・「日経マイクロデバイス」 7月号より誌面刷新済み
日本の業界誌から世界を見据えた技術誌へ立ち戻る。
ロゴもシンプルながらスマートな英文ロゴに変更です。
・「日経レストラン」 15周年を機に 10月号より誌面刷新
新味としては、
繁盛店になる為の実務情報、海外の外食産業ニュース、新食材/メニューの紹介など
・「日経デザイン」 7月号より誌面刷新済み
「デザイン」を枠に押し込めるのではなく、解き放ち、
製品企画開発?マーケティング/プロモーションの各過程でデザインをマネジメントする。
「なるほど」と思いました。すべての局面にデザインは必要です。
ブランド構築においても「デザイン」の根底にある主張や思想は生かされなければいけません。
刷新号を読ませていただきましたが、かなり良いです。BizTech局媒体になった事も良い方に影響した?
真面目に購読しようかと悩んでます。(見本誌で貰うのは流石に気が引ける)
・「日経バイト」 10月号より誌面強化
我等の「バイト」も誌面強化です。
前回のリニューアルで「先端技術情報誌」という方向性は定まっていましたが、
今回、それを一歩、推し進める事になります。
技術屋マインドの基本である「実証主義」を下地に
◆BYTE LAB ====== 製品/サービスのテストに基づく評価コラム
◆技術者の語る技術論=====「こうあるべきだ!!」という熱いオピニオン
等を追加する模様です。
来年の秋には20周年を迎える「日経バイト」。ワクワクさせていただきたい。期待してます。
また、既報の「ガバメントテクノロジー」については、
特に新しい情報は得られませんでした。
連動をする BizTech Special の電子自治体サイトはこちら。
という感じです。こんな内容でした。書くの疲れた。
全般に「 事例 / ドキュメント / 人 」という中島みゆきの歌と
田口トモロヲのナレーションが頭をよぎる説明が多かったのですが、
これって日本全体が感動を渇望しているという事なんでしょうかね。