昨年9月「日経インターネットテクノロジー」からリニューアルを行い、技術誌の範疇に留まらない「ネットシステムの企画・構築・活用誌」として、上流から下流までのマネジメントサイクルを意識した誌面への遷移を図った「日経インターネットソリューション」。
最新号では、3月の「日経ネットビジネス」休刊によって生じた空いた穴を埋めるが如く、ネットビジネスの企画/マーケ部分に相当する領域を技術的視点を織り交ぜながら扱っており個人的には好感が持てる。
「インターネットテクノロジー」からの読者にとっては、技術的には物足りないかもしれないが、雑誌の立ち位置は明確になっており、インターネット技術誌から裾野を広げるべく行なったリニューアルは実を結んだと思う。
それは、今は無き「日経ネットビジネス」が最後に遺した「果実」とも言えるかもしれない。