最新号の日経パソコンには、「不肖・宮嶋」こと報道カメラマン・宮嶋茂樹氏の「手記」が掲載されている。
題して「バクダッド→東京 写真電送1万キロ」である。(「壱万粁」にすれば良いのに...)単に「メールで写真を送ったよ」という内容は、恭しくもどうでも良い物では有りますが。
実は4/23に宮嶋氏と彼の著書の構成者(リライト?)としても知られる勝谷誠彦氏(日経パソコンにも連載を持つコラムニスト。サイバラの漫画ではホモ扱い)の両氏が日経BP社 別館前に居たので「どこの雑誌の取材だっぺか?」と思っておりました。
さて、「日経パソコン」は、ここ最近のリニューアルでかなりの変貌を遂げてきました。
一昔前は「会社に一冊、日経パソコン」という感じで売ってきたパソコン誌でしたが、
ここ最近の「日経パソコン」は、「日経」の看板が持つ「カッチリ」感は薄くなって、
段々と柔らかい誌面を持つ雑誌になっています。
30万部を超える部数を維持し、伸ばすには「会社購読」だけでは限界が有るでしょう、
購読者層を「個人購読」へ広げていくには、バラエティに富む誌面が必要でしょう。
そんなこんなのリニューアルを行なっている同誌ですが、
「日経パソコン」に対する既存読者や広告主側のイメージと
作り手の目指しているイメージが、過渡期が故に
乖離してしまっている事は否めないような気がします。
30万部超の購読者が望む方向とは、何ぞや?
30万人以上の希望を汲み取るのは、大変、難しい事ですね。
特にPC総合誌は位置付けをハッキリ、クッキリ打ち出す事すら難しい。
変わる必要が有るから、すべては変わっていく訳ですが、
奢れる者も久しからず...所業無常でございますなぁ。