日経BP社の「日経PCビギナーズ」は、1/13売(2月号)を完売した。
実売の最終仕上りは「 89% 」。立派な数字です。
ホームユース/パーソナルユース中心の実際的な誌面を提供するPC誌は今や貴重品。
PC 利用が身近な物になり、敷居も下がった現在においては、
読者が「初心者誌」を必要とする時期は短期間に過ぎ去ってしまう。
それなりのPC歴と自分なりの利用スタイルを持った後では、
入門誌では物足りず、マニア向け中上級誌には興味も必要性も感じないという事もあり、
日々PCを使っていても、PC雑誌を一切、購入しない人もかなり多いだろう。
そんな中でも、なんとなくPC雑誌を買っていたい、ほんのちょっぴりオタクな人達。
それが「日経PCビギナーズ」を支えている読者層なのだと思う。
今回の1/13売から同誌は若干のリニューアルを行っており、
「初心者向け雑誌」という既存のイメージを越えて、世間一般から見ればプチオタクな読者達の
腰を据えたホームユース/パーソナルユースでの活用を強く応援していくと思われる。
多くのホームユース/パーソナルユース誌が凋落していったのは、
PCブームが去った後でも巨大な市場への期待を遂に諦めきれなかった事も一因でしょう。
PC雑誌という「専門誌」の身の丈にあったホームユース/パーソナルユース誌の在り方を
極めて地味に展開してきた「日経PCビギナーズ」は実践してくれたのかもしれません。
今後も必要な雑誌である事は明白ですから、是非、早期のABC加盟を希望します。
[独り言]
ビズライフセンターに移った「日経CLICK 」に施される誌面刷新も気になるのですが、
最近の「日経パソコン」の妙に軽いトーンが良く判らなかったりする。今日、この頃。