電波新聞社は、プログラミング・エントリー誌「マイコンBASICマガジン」を4/8売(5月号)で休刊すると発表した。
通巻250号を越える21年間の歴史に終止符を打つ。
発表の場や研鑚の場がWebに移行した現在において、役割を終えたとも言えるが、若年層プログラミング初心者の良き教導役となる雑誌が消えるのは、とても悲しい。
休刊のお知らせ
'80年代、まだ、PC が「パソコン」ではなく「マイコン」と呼ばれており、
おいそれとは購入できない超高価な究極ホビーマシンだった時代に、
(フロッピードライブもハードディスクも無かったけどね)
自宅にマイコンを持たず電気店の展示機に張り付く「ナイコンさん」をも夢中にさせていたのは、
「アスキー」や「 I/O 」などのマイコン雑誌に掲載されているゲーム・プログラムでした。
中でも「マイコンBASICマガジン(通称:ベーマガ)」は、投稿プログラミングが盛んで、
小中学生の読者にも親しみやすい誌面を持っていました。
私の記憶が確かならば、
最初の「ベーマガ」は、電波新聞社が発行していた雑誌「ラジオの製作」の別冊付録だった。
別冊付録の状態から独立した雑誌になったのは暫く後の事だと思います。
(その時代を含めると23年間位になるのかもしれない)
21年間「マイコンBASICマガジン」が果たした役割は途轍もなく大きな物です。
プログラミング、システム構築の現場で活躍する多くの人達を育ててくれました。
IT系雑誌を作っている編集スタッフの多くもお世話になっていると思います。
本当に長い間、お疲れ様でした。
さようなら「ベーマガ」。ありがとう「ベーマガ」。安らかに眠れ。
そして、願わくば、いつか、また。