1月に行なわれた新媒体発表会では、判らなかった両誌の誌面刷新内容が、ちょっと判りました。
「日経コミュニケーション」は3/31号(3/27売)より誌面刷新。
「製品/サービスの選定・導入・活用のための情報をパワーアップ」するとの事。
毎号 3本の特集も強化するそうです。
「日経NETWORK 」は5月号(4/18売)より誌面刷新。
「現場で役立つノウハウ、スキル、知識を提供する事」がテーマとの事。
この2誌に限らず、誌面を強化する方向性が近い方向を向いてしまうのは、
やはり、切羽詰った現実社会からの要請でしょうか?
雑誌それぞれの色分けを明確にする事が、先端技術のカバーする領域や
人々の行動様式がクロスオーバーする今日では困難な事柄なのは判ります。
「現場に即効性のある活用記事」を追い続ける事だけが専門誌の役割とは思えませんが、
多くの読者が求める記事を提供し続ける事を優先するのは当然の事で、
細分化された技術系専門誌の存在意義自体が融解し、分解してしまうのが先か、
それとも、中長期の視点に立った誌面をゆとりを手にした読者が歓迎してくれるのが先か、
いずれかの決着の時まで、チキンレースは続くのでしょう。とても苦しい戦いです。
5月下旬に「 Nikkei NETWORK China 」 も発行との事。
中国での雑誌展開は「日経エレクトロニクス」に続いて2誌目ですね。