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2002年07月 アーカイブ

2002年07月26日


メディアセレクト 九段下に移転

ITセレクト、Directions on Microsoft(DOM)を発行するメディアセレクトは、現在の市ヶ谷からオフィスを九段下へ移転する。移転日は 9/3。移転先は「神田神保町3丁目6番地 能楽書林ビル2F 」電話番号等の変更は無い。

雑誌も増えましたし、業務拡大の為という事でしょうね。f/x 事務所と同じ区画内ですので(徒歩1分)、ご近所さんという事で、今後とも宜しくお願い致します。

2002年07月25日


@IT 米 Ziff Davis Media社と提携

@IT は、米国でIT系雑誌を出版するZiff Davis Media社との提携を発表した。Ziff Davis Media社が発行する「eWEEK」の掲載記事を翻訳し、@IT 内「 News Insight 」を中心に掲載していく。なお、@ITを訪れるユニークユーザは、950,000名/月とされている(6月現在)。

この発表は昨日行われたのですが、Ziff Davis 社といえば「ソフトバンク」という印象が有ったので、'99年末のZiff Davis 社の出版部門売却やら、ZDNetとCNETの合併やらを遡って調べていたら、遅くなっちゃいました。現時点で「ZDNet 社」と「Ziff Davis Media 社」は、まったく別の会社なのですね。

さて、@IT が記事翻訳する「 eWEEK 」は、かつて、ソフトバンクが日本でも発行していたIT系ニュースのタブロイド誌「 PC WEEK 」の子孫。人気の有った[猫] 私立探偵「スペンサー・キャット」の業界コラムも「 eWEEK 」には健在です。(ここの翻訳だけ読みたいな。ハードボイルド好きなら、何のパロディなのか、即、判りますね)

ソフトバンクがZiff Davis社の出版部門を売却した事でZiff Davis社との提携で発行されていた各雑誌も誌名変更をしてしまったので、その面影はもうソフトバンクの雑誌やWebコンテンツには残っていませんが。

@IT NewsInsight
Ziff Davis Media社


「完売 御礼」って、何じゃい?

「〇〇〇〇 △月号 完売です!!」というアナウンスが各出版社から発表されますが、詳細な実売率は無理として、配本部数は同時にアナウンスして欲しいのです。そうでないと「売れないので部数を絞った結果、売り切れた」のか、「売れちゃって、部数を増やしたのに、また、売り切れてしまった」のかが、サッパリ、サッパリ判らないからです。現状では、前者のパターンで「完売」となったケースが多いと思いますが、それを「完売 = 好調」とアナウンスするならば、それは厚顔という物です。穿った見方をされない為にも、是非、配本部数の併記をして下さいね。

2002年07月19日


アスキー 「信濃町への移転を決定」

再建途上のアスキーは、現在の初台から信濃町に移転する事を決定した模様。f/x が入手した情報によると移転先はJR 信濃町駅の駅ビル。(席数が物凄い居酒屋「ジョン万次郎」が有る駅ビルですな)1フロアの面積が、かなり広いようで、アスキーは2フロアを賃借する。引越しは部署毎に数回に分けて実施され、10月中旬には移転完了となるらしい。
南青山から初台、そして信濃町へ。色々な事が有りましたけど。再建・復活へ邁進して下さい。

2002年07月18日


UML 礼讃論調に一喝 ----- ITPro 記者の目

今日の ITPro に掲載されている「記者の目」は読んでおこう。http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20020717/1/執筆は日経バイト 北郷 副編集長。即時活用重視、短期的に手早く成果を見出せる方向に流れていく傾向が顕著な日経BP社の雑誌の中で(それを近視眼的と批判する事はしないけれど)、最新技術解説に中長期的な展望も織り交ぜ、不変の真理を聊かシニカルに提示してくれる「日経バイト」は、やはり貴重な存在なのだった。

2002年07月17日


ソフトバンクパブリッシング 「 PC Life + DVD 」 9/7売で休刊

ソフトバンクパブリッシングは、今年の4/8売より「 PC Life 」を誌名変更して発行したきた「 PC Life + DVD 」を 9/7売で休刊する事を発表した。
PC/Internetブーム期には約100,000部の実売部数を誇った「 PC Life 」は、ホームPC市場の沈滞と同期して黄昏を迎えて行った。昨年、11月に梃入れとして「パパ主導、気持ちコア寄り。ホームPC活用支援」にリニューアルし、そして、4月にDVD-ROM を毎号付録に付け、誌名変更。ブロードバンドを追い風として再起を賭けた「 PC Life + DVD 」ではあったが、ブロードバンド・キラー・コンテンツの行方は知れず、DVD の大容量は虚しいばかり。矢継ぎ早なリニューアルを余儀なくされた事で、組織も疲弊/混乱した事は予想できる。★参照記事★[過去のニュース]内 2002/02/04 記事

家庭でのPC利用に対してPC専門誌が果たす役割は確かに僅かとなった。見渡せば、かつてのライバル誌達の多くが姿を消し、面影を失った。「 PC Life+DVD 」の休刊をひときわ壮絶な物と感じるのは何故だろう。大変、お疲れ様でした。合掌。

2002年07月16日


技術評論社 「 FreeBSD Expert 」 Part2 は11月発売

ちょいと通好みのネタなどをおひとつ。技術評論社は、昨年12月に発刊した「 FreeBSD Expert 」が好調だった事を受けて、今年、11月中旬に「 Part2 」を発売する事を決定した。当然、B5判。CD-ROM付録は2枚組。4C1P 広告料金は48万円。
BSD 関連媒体は地味ですが、毎コミに「 FreeBSD PRESS (隔月刊…隔月刊だったのか)」が有り、アスキーに「 BSD Magazine (季刊)」が有り、と強固な支持層の存在が伺えます。「デーモン君」可愛いしね。アスキーの「 BSD Magazine 」は次号(9月売)で3周年。

2002年07月15日


日経BP社 「広告発表会」 誌面リニューアル 相次ぐ

本日、日経BP社の広告発表会が行われましたので、概要をお知らせします。

■日経インターネットテクノロジー、リニューアル、誌名変更。インターネットの技術面に焦点を当ててきた「日経インターネットテクノロジー」は過去のリニューアルでも先端技術解説重視から構築・運用といった現場技術寄りの記事提供も合わせて行う形に舵を切って来たが、今回のリニューアルでは、さらに裾野を広げるリニューアルを行う。今までの構築・運用に加え、インターネット活用の上流(企画・立案)から下流(利用・評価)つまり、技術者だけでなく企画/マーケ担当者や実際にシステムを利用する人達も取り込んで、インターネットをビジネスに利用するにあたって直面する問題や課題を解決する術を豊富なユーザ事例や製品サーベイなどを通して提案/提示していく媒体となる。

創刊以来、同誌を特徴付けて来た「技術情報/技術解説」は無くならないが、より企画段階で取り入れやすい物や実際の利用を考慮した物になるのかもしれない。

リニューアルは9/19売(10月号)より実施され、誌面リニューアルに合わせて誌名も、「日経Internet Solutions(日経インターネットソリューション)」に変更される。

■日経ネットビジネス、リニューアル、発行周期変更。「日経ネットビジネス」は、EC 偏重に見える「ネットビジネス」の頚木を脱し、もっと広い意味での「ネットビジネス」=「インターネットを利用するビジネス」を企業戦略として策定・推進する経営層、CIO、CDO(Corporate Development Officer)に対して最新手法やユーザ事例、マーケットデータ、技術トレンドなどを提供する媒体となる。多少、乱暴に区分するなら、上記「日経Internet Solutions 」の上流部分に特化した媒体。EC だけを考えてネットビジネスを語る時代は終わったという事ですね。

今回のリニューアル(9/19売(10月号)?)に合わせて、発行周期は月刊(25日発行)となる。速報性を多少、犠牲にして示唆に富む解説記事/事例取材等に重点が置かれると予想できる。

■日経コンピュータ、リニューアル。コンピュータ局の大国柱「日経コンピュータ」も10/2売号(10/7号)からリニューアル。「総合誌」としての役割を漫然と続けるのではなく、「IT化の意思決定者を強力に支援する総合誌」を自任し、読者の守護者として、IT業界への提言も遠慮無く、積極的に、徹底的に行う。ターゲット読者としては「情報システム部長」を想定。今後も特集は2本立て、1つは「今と半歩先のテーマ」をもう1つは「一歩先のテーマ」を扱う。事例紹介も更に充実させ、毎号3本(+名物「動かないコンピュータ」)掲載。昨年より重点を置いてきた「プロジェクトマネジメント」にも注力する。さらに、読者専用のWeb「日経コンピュータExpress」との連動により速報性も補完する。

という事で私も気合を入れて書いてみましたが、「みずほ」に代表されるシステム障害以降、日々、編集部が自問自答してきた「日経コンピュータ」の有るべき姿、存在価値・存在意義。そして、読者の期待を取り入れたリニューアルと言う事が出来そうである。

■その他、諸々ちょっと、レポートも疲れましたが、…この他、先日お伝えした「日経オープンシステム」の8月売からの発行日変更。(9月売では「ユーザ事例強化」を主体とするブラッシュアップも行われます)局を跨いで20誌で展開する特別企画「跳べ! e立国ニッポン」等の紹介が有りました。

今回のリニューアルを今回の説明だけできちんと把握するのは難しい事だと思いますが、それぞれの編集部が読者本位の姿勢の中でより良い雑誌を作ろうとしているのは判ります。扱う分野が「旬の領域」においては重複してしまうのは、仕方無いですね。でも、読者にとってはもう少し判りやすい「雑誌の個性が有る」と良いのですが。

2002年07月12日


アスキー 「 PC Explorer 」さらりと リニューアル。

アスキーの骨太PC誌「 PC Explorer 」は7/12売(8月号)でリニューアルされた。「 PC Explorer 」は当初から中級レベル以上の読者に向けた良質なPC総合誌だったが、真っ当な取組みは如何せん派手な競合誌達と較べて地味では有った。今回のリニューアルではネットワーク関連記事の比重を増し、セキュリティ絡みのコアな方向へ向う事が読み取れる。でも、全体のトーンは相変らず実に真っ当です。「白ハッカー(良いハッカーという意味)の為のPC誌」という事らしいですが、光が有れば、闇が有る訳でその辺りは微妙ですね。ハード工作等の記事も健在で、古き良きアスキーの系譜を引く雑誌です。編集長も交代しましたが、頑張って下さい。

「ハッカー」って、元々、悪い意味じゃ無いのですけれどね。


翔泳社 「 VisualBasic Magazine 」リニューアル。「 dotNET MAGAZINE 」誕生

本日、「翔泳社媒体説明会」が行われました。翔泳社の出版局が発行する雑誌やイベント等について各種発表が有りましたが、目玉は「 VisualBasic Magazine(以下、VB Magazine) 」の誌名変更を伴なうリニューアル。
創刊から 7年、唯一のVisualBasic 専門誌として発行された来たVB Magazineは、Microsoftの.NET Framework の開発環境である VisualStudio.NET の発売、各種実装技術の醸成を受けて誌名を10/3売(11月号)より「 dotNET MAGAZINE 」に変更し、内容もリニューアルする。とは言え、既存VBユーザの多くは.NET開発環境への本格的な移行には至っていないので、当面は、最新情報を伝えながら「スムーズな.NETへの移行」「既存ノウハウの技術移転」など、現場のVB 開発者の苦悩を解決する系統の特集記事も多く扱う事になるだろう。(先端を追うインプレスの「 .NETテクノロジー」とは対照的?)

一貫して業務システムの開発に携わるVB 開発者を応援してきたVB Magazine だがJavaの台頭、Webアプリ全盛という状況下に有って、手詰まり感を漂わせていた。今回、「 dotNET MAGAZINE 」となる事で、その閉塞感は解消されるだろうし、言語にせよ、アプリケーション形態にせよ、幅広く興味深い内容を扱う事が可能となる。野村編集長の現状分析は正確な物なので、少なくとも読者を裏切る事は無いと思う。

リニューアル号は配本部数も積み増しされるので、最終的な実売部数は35,000部?40,000部を狙う線と予想される。(何故?「.NET MAGAZINE」では無いのか? の答えは「色々ウルサイから」かな?)

説明会で寝てるオヤジって何処の説明会でもいるけど。何で寝てるの? どうせ、ワカンナイなら来なきゃ良いのにね

2002年07月08日


毎日コミュニケーションズ 「タッチPC 」リニューアル。

毎日コミュニケーションズは、「タッチPC 」を10/24売より リニューアルし、「ヒジネス向けパソコン活用誌」とする事を発表した。(9月売はリニューアル準備の為、お休みになるそうです)

'95年に創刊した「タッチPC 」は初心者向けPC誌としてスタートし、PC/Internet の普及に対応してきたが、ここ数年はホームユース色は徐々に後退し、PC のビジネス活用を意識した誌面内容となって来ていたので、今回のリニューアルは誌面の実状をしっかりと知らしめ、販売面/広告面での梃入れを狙ったリニューアルという側面が強いのかもしれない。

競合誌間のターゲットとする読者レベルに差異は有るが、「日経PC21 」「アスキー.PC 」「朝日ビジネスPASO」そして「タッチPC 」と「ビジネス活用系PC雑誌」の役者が揃ったという所ですね。

2002年07月02日


インプレス 「.NET テクノロジー」続報

インプレスが8/29に創刊する「.NET テクノロジー」の広告料金等が判りましたのでお知らせします。4C1P広告料金 780,000円(強気ですな)。発行予定部数は50,000部としている。対象読者内訳を「ソフトウェア開発者・マネージャ : 40%」「企業内ITプロフェッショナル : 40%」「経営者、CIO等 :20%」としており、「.NETの先進面にフォーカスした先端技術情報誌」を目指すようだ。(明らかにプログラミング誌という括りでは無いですね)「次世代ネットワークビジネスの技術情報誌」という謳い文句には、ビシネス情報としての「.NET」という切り口が表されています。

先を見通せる余裕が無い現場の中にあって、飛び付きたいのは「新技術解説」では無く、今の問題を解決する手立て。しかし、それでは先に進めないと皆、判っているだけに、この雑誌に成功して欲しいと思わないではないのですが….(しかし、最近、インプレスは硬派)

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