2001年度下期(7月?12月発売分) ABC部数からのトピックです。ABCに加盟しているIT系雑誌で100,000部以上の部数となったのは7誌。
第1位 | 日経パソコン | 349,762部 | ( 3,092部 減少 ) |
第2位 | 週刊アスキー | 187,847部 | ( 12,337部 減少 ) |
第3位 | 日経PC21 | 174,132部 | ( 12,433部 減少 ) |
第4位 | アスキー.PC | 159,802部 | ( 635部 減少 ) |
第5位 | PC Japan | 146,286部 | ( 25,818部 減少 ) |
第6位 | 日経ベストPC | 122,046部 | ( 29,133部 減少 ) |
第7位 | Yahoo! Internet Guide | 113,749部 | ( 19,544部 減少 ) |
第8位 | Asahiパソコン | 94,400部 | ( 8,051部 減少 ) |
第9位 | 日経クリック | 92,576部 | ( 24,492部 減少 ) |
第10位 | 日経WinPC | 83,033部 | ( 5,199部 減少 ) |
日経パソコンは相変わらず強いですが、流石に部数を減らしました。Best3は、最近はこれで固定されていますね。「アスキー.PC 」は「日経PC21 」に追いついて来ています。「 PC Japan 」少しペースを落とした感じも有りますが、コアユーザ向け雑誌が(社内競合誌も含めて)増殖する中で健闘していると思います。「 Yahoo! Internet Guide 」インターネット専門誌が成立し難い現状では致し方ないですな。「日経クリック」2月のリニューアル以後の推移が気になります。ABC非加盟や創刊直後でランキングに加わっていない雑誌の中には、好調とされる媒体も有りますので、その辺をご勘案下さい。なお、今回からソフトバンクパブリッシングの「PC Life (現:PC Life+DVD)」が公査から抜けています。
採算が取れていて、読者の評価が高ければ、多少の部数減少は専門誌にとって、それほど悲観する事柄では無いのだと思います。各種専門分野を扱う他ジャンルの専門誌に較べて、異例の発展を遂げたIT系雑誌ですが、もう一度、歩むべき道をしっかりと見据えてみる必要が有るでしょう。成長期に現場に在り、現在は管理層となられた方々の意識改革も重要かと思います。
「分を知らずして、強いて励むは己れが誤りなり」---徒然草。