2002年05月31日
失礼ながら休刊に気付いてませんでした…御免なさい。
・学習研究所(学研)「パソコンQ&Aマガジン」4月売で休刊・日刊工業新聞社「トリガー」3月売で休刊合掌
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・学習研究所(学研)「パソコンQ&Aマガジン」4月売で休刊・日刊工業新聞社「トリガー」3月売で休刊合掌
ヘビーユーザ読者の支持を受け爆走する「ネットランナー」ですが、新装刊1周年記念号(6/7売)は200,000部発行が決定。そして、新装刊1号目の表紙を飾った「先行者」の「プラモデル」が特別付録です。(日中間で外交問題化する事を回避する為、公式には「先行者」ではなく「中華キャノン」プラモ)1人で2体、3体集めるも良し、という事でかなりの実売率が予想されますネ。(先行者って何?という方、大丈夫です。知らないのが普通人ですから…) ・ネットランナー、いや、ソフトバンク恐るべし…
アスキーは、10/1付で親会社ユニゾン・メディア・パートナーズの完全子会社になり、9月末にも上場廃止すると発表した。これに先立ち、子会社アスキーEC の営業譲渡やパッケージ販売部門等の整理、社長交代予定なども明らかにされている。IT系出版事業に資源を集中し、再建に向うアスキー。頑張ろうね。
昨日、創刊された日経BP社のスキルアップ誌「日経ITプロフェッショナル」は、5/22時点での予約購読部数が37,000部を突破し、上々の滑り出しを見せている。各種資格取得の為のお勉強雑誌という方向性ではなく、実務においてリーダーシップを発揮する為に不可欠な事柄をスキルアップ/レベルアップさせるテイスト(いつもながら判り難い表現…)。
自宅購読率が79.8%とかなり高めな事を考えると、転職や昇給に即効性が有り、判りやすい処方箋を求める読者も存在する筈ですが、そういう向きには他の雑誌も書籍も沢山有るので、独自色を活かして是非、頑張って下さい。
ソフトバンクパブリッシングの「ビジネススタンダード」は次号、6/24売(8月号)よりセブンイレブンとキヨスクでの販売を開始する。同誌は誌面リニューアル、特別価格販売と積極的な手を打って来たが、4/24売は完売する書店も有り、調子は上がっている。即売系の強化で若年層向けビジネス誌(ワンコインは良い)としての確たる地歩を築きたい所。
技術評論社は4/1より目黒駅の真上にある「JR東急目黒ビル」に移転しましたが、昨日、書店・取次・印刷会社関係者を中心に招待した謝恩パーティが行われました。技術評論社は今年で会社設立33年目だそうです。明るい話題が少ない中で、久しぶりに華やかな催しでした。攻めの姿勢が良い結果をもたらす事を陰ながら祈念しております。(技評のマークって「ストーンヘンジ」なんですね。知らなかったデス…)
さて、@ITもマークシティを離れ、5/27から新オフィス(東京国際フォーラムの隣)です。こちらも今後の躍進を期待しています。(オマケみたいで失礼)
雑誌データにABC部数を反映しました。なお、ABC加盟誌以外の雑誌部数はf/xの推測値ですので、ABC認証値とは同列に扱う事の無いようにお願い致します。部数減少の雑誌が多い昨今は実像の汲み取りが非常に困難になっている為、実数との乖離が甚だしい場合が含まれる事を予めご諒承下さい。
当サイトに掲載されている内容は、f/xの見解である事を認識し、ご自分の責任でご利用下さい。内容を盲信した結果、生じたいかなる損害に対しても、エフエックス合資会社は一切その責任を負いません。
ソフトバンクパブリッシングはデジカメ+デジタルフォトの活用情報誌「 DIGITAL PHOTO 」を6/20から展開すると発表した。創刊準備1号(6/20売)、創刊準備2号(8/20売)は隔月発行とし、創刊号(10/20売)より毎月20発売の月刊誌としてスタートする予定。発行予定部数は80,000部。4C1P広告料金は55万円。
また、iモード誌「 iモード STYLE 」は504iシリーズの登場に合せて、誌面刷新と誌名ロゴ変更を5/23売より行うとの事。
そりから、死地より、まんまと生還し、ヌケヌケとブレイクした「ネットランナー」の新装刊1周年記念号(6/7売)には「アレのアレ」が付くらしいヨ。
2001年度下期(7月?12月発売分) ABC部数からのトピックです。ABCに加盟しているIT系雑誌で100,000部以上の部数となったのは7誌。
第1位 | 日経パソコン | 349,762部 | ( 3,092部 減少 ) |
第2位 | 週刊アスキー | 187,847部 | ( 12,337部 減少 ) |
第3位 | 日経PC21 | 174,132部 | ( 12,433部 減少 ) |
第4位 | アスキー.PC | 159,802部 | ( 635部 減少 ) |
第5位 | PC Japan | 146,286部 | ( 25,818部 減少 ) |
第6位 | 日経ベストPC | 122,046部 | ( 29,133部 減少 ) |
第7位 | Yahoo! Internet Guide | 113,749部 | ( 19,544部 減少 ) |
第8位 | Asahiパソコン | 94,400部 | ( 8,051部 減少 ) |
第9位 | 日経クリック | 92,576部 | ( 24,492部 減少 ) |
第10位 | 日経WinPC | 83,033部 | ( 5,199部 減少 ) |
日経パソコンは相変わらず強いですが、流石に部数を減らしました。Best3は、最近はこれで固定されていますね。「アスキー.PC 」は「日経PC21 」に追いついて来ています。「 PC Japan 」少しペースを落とした感じも有りますが、コアユーザ向け雑誌が(社内競合誌も含めて)増殖する中で健闘していると思います。「 Yahoo! Internet Guide 」インターネット専門誌が成立し難い現状では致し方ないですな。「日経クリック」2月のリニューアル以後の推移が気になります。ABC非加盟や創刊直後でランキングに加わっていない雑誌の中には、好調とされる媒体も有りますので、その辺をご勘案下さい。なお、今回からソフトバンクパブリッシングの「PC Life (現:PC Life+DVD)」が公査から抜けています。
採算が取れていて、読者の評価が高ければ、多少の部数減少は専門誌にとって、それほど悲観する事柄では無いのだと思います。各種専門分野を扱う他ジャンルの専門誌に較べて、異例の発展を遂げたIT系雑誌ですが、もう一度、歩むべき道をしっかりと見据えてみる必要が有るでしょう。成長期に現場に在り、現在は管理層となられた方々の意識改革も重要かと思います。
「分を知らずして、強いて励むは己れが誤りなり」---徒然草。
2001年度下期(7月?12月発売分) ABC部数の概況をちょっとだけ。IT系雑誌は、日経BP社の「日経ネットナビ(前期比 7,375部 増加)」を除き、ABCに加盟しているIT系雑誌のすべてが部数減少となっています。減少幅は微減の雑誌がほとんどで20,000部以上の大幅減少となった媒体はごく少数です。大幅減少と大幅増加の雑誌媒体が多数存在した前期結果と較べると、今期結果は不景気を背景とする全体的な沈滞傾向を表していると言えるでしょう。今年に入り、リニューアル等の対策を施した媒体も多いので、現状では無い事をお忘れなく。各雑誌の詳細については来週以降、お知らせしていきます。
う?む、皆さん、雑誌買ってますか?
ちと、古めのニュースになってしまいましたが。キャラクター系タイピングソフトなどを発売しているイーフロンティアは、営業停止していたBNNより出版事業の営業権譲渡を受け、4/23 に「BNN 新社」を設立した。イーフロンティアは従来から書籍等の発行も行ってきたが、発売元は一定していなかった。今後は100% 子会社である「BNN 新社」を発売元として、出版事業を推進する。「BNN 新社」はBNNの既刊在庫も引き継ぐので、バックナンバー入手も可能となるだろう。BNN が保有する取次口座や雑誌コード、仕切率設定は新興出版社にとって魅力的な物だった為、営業停止時から、いずれ営業権の譲渡が行われるであろう事は予想されていた。この営業権譲渡以後、BNN が清算の方向に向うのかどうかは不明。
■こぼれ話
BNN と言えば、同社と提携関係にあった広告代理店アスペックは、晋遊舎の「Windows 100%」「IP!」のレップを始めたみたいですね。
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