日経BP社のIT専門サイト「 IT Pro 」には、人気コラムである「記者の目」が有る。本日、掲載されている「勘と経験だけで見積もりができるか」は、5月創刊(3月にプレ創刊号有り)を控えた「日経ITプロフェッショナル」の記者が執筆した物ですが、読者の記事評価を掲載する「 FeedBack 」には活発な書き込みが行われている。記者が開陳した意見に対して、反発であれ、同調であれ、読者が反応できるのは非常に健全でポジティブな事ですから、IT Pro の「 FeedBack 」は意見交換の場として良く機能していると思います。(独自の意見を述べられる媒体は万人の支持は得られなくとも良い媒体になれる筈です)
一方、本日より有料化したプロードバンドビジネス・ラボは、発展途上なのは承知しているのでキツイ事はあまり言いたくないのですが、「有用情報の共有」や「活発な意見交換」がサイトの目標の割には、BP社側の言わば御用学者である「主任研究員」と月額945円(税込)を支払って参加する一般参加者との間の溝が必要以上に大きく感じられてしまい、コミュニティサイトとしては機能不全の感が拭い切れぬまま有料化されてしまったように思えます。サイトのハード的な枠組みを改善してから有料化する事は不可能だったのでしょうか? 結果的にコアなメンバーのみで運営されるなら手段は他にも有りますから、勿体無いです。