2002年04月25日
アスキー 「週刊アスキー」3/26売の完売を発表
アスキーは「週刊アスキー」3/26売(4/9号)の完売を発表した。当該号の部数はアスキー調べで240,000部との事。売れちょりますの?。そろそろ、2001年下期のABC部数も明らかになります。
« 2002年03月 | メイン | 2002年05月 »
アスキーは「週刊アスキー」3/26売(4/9号)の完売を発表した。当該号の部数はアスキー調べで240,000部との事。売れちょりますの?。そろそろ、2001年下期のABC部数も明らかになります。
朝日新聞社は漫画家のサトウサンペイ氏が書いたシニア向けPC導入術のベストセラー(累計32万部)「パソコンの「パ」の字から」のテイストを引き継ぐ、初心者向け実用解説ムックを7月に刊行する。ムックのタイトルは「パソコンの「パ」の字塾」。Windows XP 対応朝日ビシネスPASO 調の初心者向けコンテンツに好評の「年中無休 無料サポート」も付ける。判型はA4変形(B5変形の付録付き)。
■はみ出しメモ
「大百科シリーズ」の「ケイブンシャ(勁文社)」が民事再生「ウルトラ怪獣大百科」みたいの持ってたな。懐かしいね。
ソフトバンクパブリッシングはJava開発者向け技術情報誌「 JAVA Developer 」を6/24に創刊すると正式発表した。毎月24日発売の月刊誌。発行予定部数は50,000部。CD-ROM付録付き(創刊号はDVD-ROM)。広告料金は4C1P 定価 500,000円。対象読者はビジネスとしてシステム開発に携わる初級から中級のJava開発者等を中心とする。
サーバサイドJavaを活用したWebアプリケーション構築の中核であるJ2EE組み込み用途向けのJ2ME、その他の周辺技術としてXMLやUML等を中心に扱っていく模様。(J2SE もトピックに応じて取り扱うそうです)第1特集では50ページのボリュームで開発現場が必要とする情報を「深く解説」、第2特集では各種APサーバの評価記事と導入事例紹介を毎号、APサーバ毎に掲載予定。定期刊行されるJava雑誌としては3番目となる「 JAVA Developer 」だが、同社のプログラミング誌「 C Magazine 」と開発言語等による住み分けをする媒体では無い。「 JAVA Developer 」はJavaを利用したシステム開発現場で活躍するJava開発者(あるいは開発者予備軍)のための技術情報誌+実務情報誌と言える。(「C Magazine 」はプログラミング全般を基礎からフォローする純粋プログラミング誌!!)
競合誌の「Java World」と方向性は基本的に同じなので、その差異は余り明確ではないが、深みの有る特集記事やAPサーバ毎の事例紹介などでより現場寄りの立ち位置かいな?「 UNIX USER 」編集部が中核の編集スタッフ召集と思われるので、UNIX / Linux + Javaという環境下での細かいTip's も期待できるかも。J2MEの扱い等も創刊号を読んでみないと何とも言えませんが…同社では、6月より日本IBM APサーバのムック「 WebSphere Magazine 」も季刊刊行の予定で、エンタープライズシーンに向けて投入できる媒体を2つ得る事となった。
「オジー?何?誰それ?」という方も多いかと思いますけれど、BLACK SABBATH のVo.「オジー・オズボーン」です。ビックリした。コレAsahiパソコンもオジー同様、息の長い活動を誇る古参IT雑誌ですが、ニュース誌の役割(Mac系情報もフォロー)をきっちりと果たしながらも、ツボを押さえた活用記事も掲載しており、とても安定している印象を持ちます。氾濫する情報を整理、編集していく中では、独自の視点は埋没してしまいがちで単にベンダー資料のリライトとなってしまっている記事も他誌には見受けられますが、Asahiパソコンの記事には新聞社の矜持が感ぜられると言ったら褒め過ぎですかね?
翔泳社が2/18に創刊したITエンジニアのスキルアップ誌「 NEXT ENGINEER 」は、4月売、6月売の隔月発行を経て、8月売より月刊化する。先月、プレ創刊号を出した「日経ITプロフェッショナル(5月正式創刊)」に対抗するには、早期に読者支持を集め、固定読者を確保できるか否かが重要だ。広告収益が期待できない時代に在って、セミナー、ラーニング、イベント、求人関連事業等雑誌や書籍を軸にした多角化戦略は媒体社の戦略選択のひとつとして、理解できる。クライアントとの競合関係を惹起する点、メディアとしての公正さが損なわれる可能性など、媒体社が周辺業種への事業展開を行うにあたっては危惧すべき点も多いが、概ね正しい方向だと思う。これからの媒体開発はこういった多角化展開の容易さも踏まえて行われていく例が増えるだろう。
日経BP社のIT専門サイト「 IT Pro 」には、人気コラムである「記者の目」が有る。本日、掲載されている「勘と経験だけで見積もりができるか」は、5月創刊(3月にプレ創刊号有り)を控えた「日経ITプロフェッショナル」の記者が執筆した物ですが、読者の記事評価を掲載する「 FeedBack 」には活発な書き込みが行われている。記者が開陳した意見に対して、反発であれ、同調であれ、読者が反応できるのは非常に健全でポジティブな事ですから、IT Pro の「 FeedBack 」は意見交換の場として良く機能していると思います。(独自の意見を述べられる媒体は万人の支持は得られなくとも良い媒体になれる筈です)
一方、本日より有料化したプロードバンドビジネス・ラボは、発展途上なのは承知しているのでキツイ事はあまり言いたくないのですが、「有用情報の共有」や「活発な意見交換」がサイトの目標の割には、BP社側の言わば御用学者である「主任研究員」と月額945円(税込)を支払って参加する一般参加者との間の溝が必要以上に大きく感じられてしまい、コミュニティサイトとしては機能不全の感が拭い切れぬまま有料化されてしまったように思えます。サイトのハード的な枠組みを改善してから有料化する事は不可能だったのでしょうか? 結果的にコアなメンバーのみで運営されるなら手段は他にも有りますから、勿体無いです。
ブロードバンド環境を導入された方も多いと思いますが、慣れてしまうと「これって本当の広域帯?」と思う事が多々有ります。また、コンテンツに楽しめる物が少ないのも事実です。でも、お奨めのインターネットラジオが1つ「http://launch.yahoo.com/launchcast/」です。自分用にカスタマイズするには米国 Yahoo! の ID を取得する必要が有りますが専ら洋楽ばかり聞いている私には、かなりナイスなサイトです。以上、お茶濁しでした。
桜も散り始め、葉桜となって参りました。今日からは新入社員と思しき若人も街に有り、華やぎを感じる一方、厳しい世相を思います。
IT系雑誌周辺も、厳しい状態が続いていますが、そのうち、なんとかなるでしょう。感覚的操作で誰もが簡単に扱える非PC がビジネスでの通常アイテムとなる日が来ても、電子ペーパーを電車で便利に読む日が来ても、専門情報を紙媒体で欲する層は必ず存在します。その携帯性と保存性は紙媒体の特質です(電気が無くても読めるし)。IT系雑誌は急激な膨張の時期を過ぎ、商業的には淘汰の季節を迎えましたが、たとえ、20数年前に逆戻りしてPC = ホビーあるいは科学的探求の対象となってもそれはそれで楽しい事。面白い雑誌が読めると思います。これからの専門誌に求められるのは正確な情報伝達・ノウハウ提供媒体の役割ではなく、独自の視点・見解を裏付けの有る形で読者にしっかりと届ける事のように思います。仕事に活用できる専門誌も結構ですが、読んでワクワクできるのが本来の専門誌です。見解に対する好悪によって雑誌を選択する方が面白いんじゃないかいな?
これまでの総アクセス数 |