アスキーは、「 TECH Win 」「ウィンドウズパワー」の2誌を「ファミ通」などエンタメ系媒体を扱うエンターブレインの発行へ移管する。「 TECH Win 」は6/8売より、「ウィンドウズパワー」は5/18売より扱い変更となる。
思い起こせば 2年前の1月、エンターブレイン(当時の社名はアスキービジュアルエンタテインメント)に「ファミ通」を筆頭とする非IT系雑誌部門を営業譲渡した後、理由は良く判らないが、同年3月に今回、移管対象となった 2誌をアスキーに戻した経緯が有るので、今回の移管はエンターブレインへの「差し戻し」という事になる。
IT系雑誌出版事業を中核として再建に向うアスキーと(ゲーム部門の3/31付廃止も正式発表された。ユニゾン主導の新人事も進行している。)その子会社であるエンターブレインは一蓮托生である以上、出版事業の合理化・効率化を考えた場合、出版部門の統廃合、発行雑誌の整理統合、事務所の統合や各種業務の共通化さらには合併まで検討されなければならない事項・オプションがたくさん有るが、今回の移管は第三者が客観的に考えても、取るに足らない瑣末な件であり、この移管をこの時期に実施しなければならない理由が良く判らない。本格的な再建策の実施には時間が掛かるので、できる事は少しでもやっておこう、という事か?(4/11追記:子会社の売却という視点で捉えると整合性が感じられる事が判りました)