本日、IDG ジャパンの「 NETWORK WORLD 」創刊説明会が行われました。創刊は 6/18。18日発売の月刊誌。発行予定部数は 40,000部。CD-ROM付録は原則無し。広告掲載料金は 4C1P 60万円、1C1P 30万円。販売方式は書店販売および定期購読。1490円。
ムック刊行後、満を持しての創刊となる「 NETWORK WORLD 」。IDG 発行の雑誌には「 Windows2000 World 」「Sun World」「Linux World」など、プラットフォーム別のネットワーク運用・管理誌的な内容を包含する物も多いだけに以前から「 NETWORK WORLD 」の切り口や創刊意図については興味があった。今回の説明会での説明によって雑誌の進む方向性はだいぶクリアになったと思う。「ネットワークソリューションを構築・運用・管理するための実戦活用誌」という長?い謳い文句の「NETWORK WORLD」が目指すのは実践的テクニック・ノウハウ・HOW TO 情報をユーザ企業のネットワーク管理者のみならず SIer や 現場SE が実際に活用できる精度と分解能で届け、より優れた提案を行うために必須となる最新傾向/情報もフォローする事。具体的には事例(導入事例というよりはケーススタディ的な運用事例、トラブル事例等)紹介に注力し、Tips 集、Q&A 特集、製品サーベイなどの記事を充実させる。あらゆる基盤であるネットワークという広範な分野をカバーしつつ、その最前線で活動するITプロフェッショナルおよびユーザ企業を支える実践活用誌。かなりオープンシステム誌的な色合いを持つネットワーク誌とも言える。書店販売なので、キャッチーな記事の必要性も有り、初級者向け連載も多少は必要だろう。プラットフォーム毎の詳細な運用/管理記事は各誌に任せる事も出来るが、構成バランスが難しい部分となる筈だ。また、セキュリティ関連記事に対する取組みも雑誌の個性が出る部分なので注目。突っ込んだ事例取材を軸に有益な記事提供を行うという基本方針が揺るがない限り、良い雑誌で在る事ができると思う。期待してます。吉田 編集長。