2002年01月28日
媒体社リンクを便利にしました。
さして差が無いような気もしますが、特集予定やスケジュール・料金等をWebベースで公開してくれる媒体社がかなり多くなりましたので、左の「媒体社リンク」から飛べるようにしました。(デザインは考慮してないのでいつもの通り、100% 手書きのWebはもう珍しい?)
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さして差が無いような気もしますが、特集予定やスケジュール・料金等をWebベースで公開してくれる媒体社がかなり多くなりましたので、左の「媒体社リンク」から飛べるようにしました。(デザインは考慮してないのでいつもの通り、100% 手書きのWebはもう珍しい?)
創刊3号が本日発売となった朝日新聞社の「朝日ビジネスPASO」。創刊号(11月売)を完売でスタートした同誌の状況をお知らせします。刷り部数は創刊2号、そして創刊3号と140,000部となっている様子で、創刊前に目指していた「実売 10万部超の雑誌」という目標はすんなりクリアした格好となっている。手厚いサポートと「仕事はできる、でもパソコンは…」のくすぐりは良く効きますね。「Paso」休刊から半年を経て見事な復活ですな。
迫る苦戦を強いられてきた日経BP社の「日経クリック」も来月2/8売よりリニューアルとなりますが、局内雑誌との競合回避という制約があるので「ビジネス活用」のベクトルは封じられている。「日経クリック」は「毎号5大特集記事」「コラム大幅増」が示すようにバラエティに富む全方位的な戦術を採用して臨むが、特徴を掴みきれないのは私だけか?PC専門誌である事、その頚木から逃れる事は至難の技です。健闘を祈ります。
翔泳社の「セキュリティマガジン」は3/18売の第3号から隔月化を決定した。以上、アレ!!
新春恒例の日経BP社「新媒体発表会」が本日、行われました。計 4誌の新創刊が発表されましたが、IT系雑誌関連は、5/27創刊の「日経ITプロフェッショナル」。こちらはIT技術者に向けスキルアップ/キャリア形成支援を主眼して展開する媒体。転職/キャリアアップ情報サイト「日経BPエキスパート」とも連動する。5月創刊に先立って創刊前特別号が3/27に刊行される。発行予定部数は30,000部。
その他の創刊雑誌はビジネス局「日経ビジネスAssocie (4/8創刊)」「日経Masters (6/24創刊)」建設局「日経不動産マーケット情報 (4/20創刊)」の3誌。
また、新規オープンするWebサイトとして、PC-Gaz!をWORLD PC EXPO公式サイトと併合し、パソコン局各誌のコンテンツと連動する事で強化する新・PC総合サイト「 WPC ARENA 」を3月にオープン。「コンピュータ局各誌」と「IT Pro 」の関係を当て嵌めると良いでしょう。--- http://arena.nikkeibp.co.jp (まだ、アクセスできません)
さらに新たな試みとして、Web上で展開されるブロードバンド関連の各種公開議論へ読者意見を取り込み、一種の作業グループを実現する「日経BP ブロードバンド・ビジネス・ラボ」は2月プレオープン。参加費用は月額900円。本格稼働は、4月に予定されている。各誌巻末に掲載される「読者の意見」に答える事は何故か滅多に無いBP社媒体ですが、この「ラボ」では情報提供者と受け手の境界は取り払われる事になります。リード役となる主任研究員(記者?)の手腕に注目させていただきたいと思います。--- http://lab.nikkeibp.co.jp (まだ、アクセスできません)
その他、冒頭のBP社 吉村社長の挨拶では「日経エレ 中国版」についても触れていました。
こちらは年内にお知らせすべき事でしたが、日経BP社の「日経バイト」は12月売(1月号)より誌名ロゴの変更、新連載のスタート、バイトレポート/ニュースの拡充等を図りブラッシュアップした。標榜するサブタイトルも「PC ネットワーキング技術の活用情報」誌から、「ネットワークとコンピューティングの先端技術情報」誌に変更され、「日経バイト」本来の持ち味をストレートに認識できるようになったと思う。俯瞰的に先端技術全般をフォローしてくれる「日経バイト」。良いゾ。
(02/01 再追記)
ZDNet Mac Wire ONLINE が1/11に報じた所によると、1/10「MAC LIFE」等の編集を行っていたエクシードプレスが手形不渡りにより、業務停止、任意整理を行う事となり、'87に創刊された「MAC LIFE」は最新号の12/18売を最後に廃刊。また、発売元である BNN も業務を停止する模様と伝えている。ZDNet Mac Wire 引用記事:http://www.zdnet.co.jp/macwire/0201/11/n_md_news1.html
対外的にはデジットブレーンと設立した編集会社「アイクリエイティブ へ発行元を変更」となっていたが、実際には何らかの問題により新会社への移行がスムーズに進んでいない、という話は聞こえていた。(10/16既報参照)
1/11付で任意整理にあたる「代理人からの受任通知」が債権者に送付されており、1/15付で「 MAC LIFE / design plex の休刊のお知らせ」が関係各社に通知されている。今回の事態が突然の出来事で有った事は疑い様の無い事だが、(サンフランシスコで開催されたMacWorldにも取材陣を派遣していました)複雑な経緯を経て、運営されて来た出版社でもあり、事の真相は不明です。(何かが破綻した事は事実ですが、財務的な問題が先なのか、信頼関係が先なのか…)そして、形式的には別法人である発売元「 BNN 」が業務停止なのかも公式書面には言及されていない…。
なお、定期刊行雑誌である MAC LIFE / design plex 以外にも、近日刊行予定だったムック・書籍への影響も避けられない状況となり、今回の事態の被害者となってしまった各ムック・書籍の発行元/編集プロダクション/著者等は水面下で他の出版社との交渉を開始している模様である。
IT系雑誌関連では、BNN を発売元として11月に創刊され、1/29売(創刊2号)より月刊化予定だった情報安全社の「ネットワークセキュリティマガジン」も影響を最小限に抑えて別の出版社より刊行される見込みである。(こちらについては詳細が決定次第、正式にお知らせ致します)
伝説のPCゲーム誌「 Bug News 」を世に送り出した BNN。(ラポート(と言えば「アニメック」)の「遊撃手」が「Bug News」になって、「Bug News」の増刊かなんかから「MAC LIFE」が始まったんだっけ??)PC 黎明期を担った出版社が1つ消えた。
(02/01 再追記)BNNも発売する雑誌が存在しない為、エクシードプレスと一緒に営業停止となるそうだ。雑誌バックナンバーや書籍在庫分の入手等も倉庫が稼働しないので不可能。
アスキーは11月売の「アスキー.PC 」の実売部数が170,000部を超えた事を発表した。12/3付でお知らせした10月売の実売部数は150,000部だったので夏場に一度、落ちこんだ部数が年末にかけて回復したと見る事が出来る。株価もだいぶ回復しましたね。
だいぶ、更新の間が空いてしまいました。今月中には数誌の創刊をお知らせできそうですが、その分、今は無風状態といった感じです。
はみ出しネタ:[技術評論社 光栄との三国志III 裁判に勝訴]http://www.gihyo.co.jp/judgement0112.html
アスキーは「アスキー PC Explorer 」12/13売の完売を発表した。創刊号(10/13売)の完売に続き、2回目の完売発表。刷り部数云々の話は有るにせよ、正統派PC総合誌のとしての地歩を着実に固めているという事になる。
結局、読みたい人が読んで面白い雑誌が趣味系専門誌ですから、旗幟を鮮明にしたアスキーは、まだまだやってくれると思いたいです。(月刊アスキーも80年代を知っている読者にとっては多分あれで問題無い訳ですし)
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