朝日新聞社が11/22に創刊したPaso後継誌「朝日ビジネスPASO 」の販売状況が判明。創刊号は当初予定より多い 163,000部を配本した模様ですが、発売から数日で完売店が続出しており、7日目調査を待たず完売確定となりそうです。売店等への配本を考慮しても実売140,000部を越える勢い?
内容的には「Paso」の伝統を感じさせる。「リアル初心者」への配慮も深く、読者が疑問点を電話やメールで教えて貰える「年中無休の無料サポート」も有る。(サポート業務は横河電機系列の横河キューアンドエーが行う)Officeアプリ活用記事の切り口でも判るようにビジネス向け活用誌になりましたが、「Paso」+「ビジネスでのPC 活用」=「ビジネスPASO 」という素直な理解で良いと思います。(取り立てて特徴的な内容では無いです。「超」王道です。マンネリ化に注意)
しかし、PC のビジネス活用路線にフォーカスしている雑誌は他にも有るので、これだけの好スタートを切れた理由を考えるならば….。
まず、「朝日」のネームバリューは無視できません。そして、コア指向に向う他の雑誌(日経PC21、アスキー.PC等)には付いて行けないが、PC をビジネスシーンで活用したいと思う「宙ぶらりんな初心者層」を取り込めた可能性が有ります。(それならば、予想よりも女性読者比率が高いという情報も頷けます)また、「PC を使いこなせていない層」にとって「本誌記事」と「無料サポート」が「今更、聞けない質問」を隠密裏に解決できるソリューションと成り得る事でしょうか?(そういう人はキャッチコピーの「仕事はできる、でもパソコンは苦手…」に反応しますねー)
真価を問われる創刊2号にも注目させていただきます。初心者誌の宿命である読者レベルと記事レベルの葛藤には Paso の遺産がきっと役立つでしょう。