リニューアル、新装刊となった雑誌がボチボチ出て参りました。
◇インプレス「iNTERNET magazine」9/29売(3週間前だ…)でリニューアルした「iNTERNET magazine」、楽しく読めました。Business、Technology、Design、Societyのそれぞれの(または複合した)ファクターで括った情報で、社会インフラとなったインターネットの今後を支える人達を応援しようとしています。従来の雑誌コンテンツはどうしても実用記事や活用記事など、作り手が考え加工した対処法や情報を一方的に与えるという形となりますが、リニューアルした「iNTERNET magazine」の姿勢は、「ビジネスモデルであれ、デザインであれ、すべての創造の基本は自発的に考え、行動する事。 学ぶべき事柄や考えるべき方向を示唆する情報は伝えるけれど、後は読者である貴方に任す」という感じです。
かなりITビジネス誌っぽくなりましたが、根底にあるのはもっと普遍的な物です。内容が多少、高度で観念的な事は確かで、読者を選別する雑誌となりました。リニューアルというより、まったく別の雑誌と思った方が良いのでしょうね。仕事の合間に読むにはハードですが、こういう雑誌が有っても良いと思います。頑張って下さい。余裕の無いビジネスパーソンが読むかは微妙。付録 CD-ROM はもう要らないですな。
◇アスキー「アスキー ネットJ 」昨日、発売となった新生「ネットJ 」。「iNETERNET magazine」がバリバリのハードSFだとすると、こちらは気軽なショートショートか。ネット周辺情報に特化した「ダカーポ」です(断言)。社会派ネタの深みは本家には及ばないけれど、気軽に楽しくヘラヘラ読めます。今後に期待。
◇アスキー「アスキー PC Explorer 」10/13発売となった「 PC Explorer (略称 PCEX)」。非常に真っ当な中級者以上に向けたPC総合誌。特集も丁寧に構成されていて、記事レベルも合格。実に優等生的。表紙は黒地に特集内容が強い色でレイアウトされており、一見「ネットランナー」。そして、内容の構成は毒気の少ない(ヲタ色を抑えた)「PC Japan」という感じ。「Super ASCII」以降「DOS/V ISSUE」「Digital Buyer」を経て辿りついたのが、この「 PC Explorer 」なのだが、何だか主体性を失っていませんか?バランスの良い良質な「本格派 PC 総合誌」である事は認めますが、「月刊アスキー」も有ります。随所に過去の遺産が垣間見得るだけに、なんか窮屈な感じで、ございます。ムチャクチャ暴れちゃってもイイのでは….(アスキー頑張れ!!)