IT系雑誌だけが売れていないのでは無く、雑誌全体が売れていません。景気ワリィー。他ジャンルの雑誌と比べて、元気の良かったIT系雑誌にも今回は影響が出ました。特に一般誌との境界が曖昧になっているインターネット誌や初心者・中級者に向けた媒体は、生活や仕事に必須な雑誌ではなく、軽い気持ちで購入してもらうタイプなだけにインターネット、パソコンのブームが終息しつつある、これからが正念場と言えるでしょう。一方、情報収集やスキルアップという目的に裏打ちされている技術情報誌・ビジネス系活用誌は堅調。若干の部数減がほとんどです。調子の悪い媒体(寿命?)でも数千部の減少に留まっています。やはり専門誌の強み、そして基本はこの辺ですね。現在の状況下では、広く潜在読者取り込んでいく拡張主義的な雑誌作りは止めて、「高度に専門的な雑誌」を「レベルの高い読者」に提供するという本道に戻るべきなのでしょう。
2001年度上期に「少しは持ち直しているのか?」それとも「さらに落ち込んでいるのか?」暫くの間は非常に厳しい時が続きそうです。
う?ん。「日経パソコン」の元気の秘密が知りたいっス!!